どうも、ねへほもんです。

今日は前回の続き、オーロラ鑑賞1日目の模様をお届けします。

 

1.赤いオーロラ?

 

・2月16日 0時半

 

深夜真っ只中なのをお構いなしに、オーロラ鑑賞1日目が始まりました。

まずはオーロラ鑑賞の方法の説明を受けました。

 

オーロラ鑑賞自体は単純で、外のどこかで待機し、オーロラが出れば観たり写真を撮ったり、オーロラの魅力を存分に堪能するのみです。周りに木々が少ないなど、鑑賞に適したスポットには椅子を設置してくれています。

 

ですが、極寒の地でずっと外に居ることは厳しいです。厳しいというか、死にます。マジで。

という訳で、適宜休憩を取る必要があるのですが、きちんと暖を取れる場所も用意されています。

 

 

イエローナイフ先住民が用いている、「ティーピー」という名のテントです。

 

(呼んだ?)

 

ティーピー内にはストーブは勿論、コーヒー・紅茶・ホットチョコレートといった温かい飲み物が用意されていました。

 

 

飛行機の乗り継ぎに夢中で食事もままならなかった僕は迷わずホットチョコレートを選択。

夕食(ホットチョコレート2杯)を済ませたところで、いよいよオーロラ鑑賞開始・・・と言いたいところですが、オーロラはなかなか出てくれません。

 

手始めに、月が綺麗ですね(対象不在)と言いながら、月を撮りつつXperiaのマニュアル撮影モードを調整していました。

普段スマホのカメラといえば、カメラアプリを開いてシャッターを押すだけでしたが、マニュアル撮影モードと言って、夜景を取るのに適したモードがあるそうです。

自宅にしょぼいデジカメがありますが、マニュアル撮影モードがあって、しかも簡単にブログにアップできるXperiaには敵いません。

 

だから私はXperia

 

言いたかっただけw

 

 

上の2枚は共に月を写したものですが、上はオートモード、下はシャッタースピード最遅で撮影したものです。

シャッタースピードを遅らせることで、光をじっくりと写り込ませ、天体などの遠い被写体を鮮明に写せるようになるらしいです。

月は明るいので、シャッタースピードが遅いと眩しくなってしまいますが、オーロラはほんのり見えるレベルなので、光をじっくり取り込む必要があります。

 

シャッタースピードを遅らせた方が明るく写せるということが分かったところで、実際にオーロラを写してみましょう!

 

 

暗闇に伸びる赤い光の筋。

幻想的な雰囲気を醸し出す、まさにオーロラというべき1枚です!

あれっ、オーロラって緑じゃなかったっけ?

 

僕の指

 

いやー、何もない夜空を写したつもりが、何か写り込んでいて焦りましたよw

 

今日の写真は以上!

つまり、

 

オーロラ観測できず

 

まぁ、開始が遅くて時間が短かったのでやむなし。

 

・2時半

オーロラ鑑賞を終え、帰りのバスに乗る。

 

・3時

ホテルに到着し、就寝。

生活リズム壊れるわぁー。まぁ、最後にまた壊れるんだけどね。

 

 

2.イエローナイフ観光

 

今回のオーロラ鑑賞れぽは以上ですが、イエローナイフ自体のご紹介も軽くしておきます。

 

・10時

起床。シャワーを浴びるなりダラダラ過ごし、腹が減ってきたので11時に外出。

 

イエローナイフは何も無いと書きましたが、店や観光スポットも少しながらあります。

ですが、出歩く際の本当の問題はそこではありませんでした。

寒すぎます。

 

 

昼間でこの気温です。

ツアー会社の人によると、この温度計は実際の気温より高めに出るそうで、実際にはマイナス25度位だそうです。

体感気温は更に低く、マイナス30度位だとか。

 

寒すぎて、体感できる下限を突破してやがる・・・

実際、この気温まで来ると、寒いという感覚はありません。

 

痛いです

 

写真を撮るなどのスマホ操作で手袋を外す時、早く撮って早く袋にを戻さないとに激痛が走ります。

手がやたらと強調されていますが、手を1分剥き出しにするだけで凍傷になるでしょう。

ティーピーに戻る大半の理由が「手を暖めるため」です。

 

次に足もじわじわと寒さに蝕まれます。

町中を歩き回るため、機動力に欠けるブーツではなく、普段履きのスニーカーを履いているのですが、すぐに足先が寒さで悲鳴を上げます。

とはいえブーツでも、遅かれ早かれ足先はやられるため、それならスニーカーで手早く歩き、他の体のパーツが冷える時間を短くした方が有効だと思います。

 

後は顔面。

耳とか剥き出しだと千切れかねないので、フェイスマスクで頭部を覆うことが必須なのですが、フェイスマスクは自分の息などが凍って霜が付き、徐々に湿って冷えていきます。要は、時間が掛かると冷えにやられるということです。

 

「寒いと感じるうちは寒さではない。身の危険が迫ってこそ、本当の寒さなのだ。」

 

僕には馴染みのあるフレーズでした。

 

「辛いと感じるうちは辛さではない。身の危険が迫ってこそ、本当の辛さなのだ。」

 

危険は他にもあります。

 

 

何の変哲もない交差点ですが、雪で覆われて横断歩道が見えません。

そもそも最初から書かれているかも怪しいですw

また、寒さから頭部を守るため、フードやフェイスマスクで頭を覆っており、視野や聴力が低下しています。

 

油断していると車に轢き殺されます

 

非常に危険です。

「寒いから外に出たくないー」という怠惰な理由ではありません。

外出は命懸けなのです。

 

徒歩30分という距離の観光スポットがありますが、そんな所に行くのは自殺行為以外の何者でもありません。

公共交通機関がなく、基本徒歩なので、気合で辿り着いても帰りで地獄を見るでしょう。

 

色々と外出の危険について語ってきましたが、飢餓という別の問題も存在しています。

外出せずに引き籠ると餓死しかねません。

意を決して外出しましたが、ランチの店を探す中で手先・足先・顔面が「もう限界・・・」となる時がありました。

そんな時、

 

 

「あぁ、セーブポイントだ・・・」

 

寒さという外敵から身を護り、身体を暖め、ギリギリまで減少していたHPを回復できる場所。

僕も一介の旅人である以上、RPGと似た世界を冒険しているのです。

 

ただの田舎町というレベルのイエローナイフですが、歩き回っていると面白いスポットがありました。

 

 

カナダにもボーリング場があるようです。

まぁ、一人ではやらんけど。

 

 

日本人が店主の寿司屋で、ガイドブックにも載っていました。

味噌汁2ドル、日本茶1ドルは確定で頼む品でしょう。

 

ここも有力でしたが、何せ空腹状態です。

夕食のためだけに出掛けたくないので、朝・昼・夕の3食を一気に兼ねられる食べ放題を選択しました。

 

 

イエローナイフ、本当に日本人を含めたアジア人向けの観光地なんだなーと実感させられます。

カナダに来て日本語を見かけるとは思わんかった。

 

 

日本で食べる味には敵いませんが、代替案が少ない中での食べ放題は有り難い限り。

値段も20ドル(約1800円)とお値打ち。

20ドル出して色々と後悔した飯を経験した僕にとっては大満足でした。

 

今回はここまで。

まだオーロラを鑑賞できていませんが、本番は2日目から。

果たして観ることはできたのでしょうか?

続報を待て!!!