どうも、ねへほもんです。

きららファンタジアとネット将棋で家から1歩も出ることなく日曜を終えようとしております・・・

 

きらファンはお金の遣いどころが無さ過ぎて、未だに無課金で楽しめています。

がっつりやり込むタイプのゲームではありませんが、かるーく帰宅後に気分転換するには丁度良いです。

 

1.オタクの子はオタク?

 

さて、今日は某所(どこか忘れた)で聞いたお話についてです。

 

「オタクではない人からもオタクの子が生まれることがあるが、オタクの子は必ずオタクになる。よって、いつか日本人は100%オタクになる。

 

家庭環境的に親がオタクだと、オタク文化に触れる機会が多くなり、子も自然とオタクの道に導かれるのだそうです。ちなみに僕は、品行方正な親の影響で、高校までテレビゲームや将棋を嗜みながらも、真面目に勉強をして大学に入ったまでは良かったのですが、大学で一人暮らしを始めてからは規律が緩んでずるずるとオタクの道にハマり込みました。

分析すると、大学に入ると一気に行動の自由度が増え、ウェイ系の大学生は女の子と遊ぶようになる一方で、女の子を誘う度胸の無い陰キャラの自分は2次元の女の子にのめり込んだということなのでしょう。

 

僕の経験談はさておき、こういう話を聞くと、本当かを検証したくなります。

パッと思い付いた反論として、

 

「オタクに恋は難しい」

 

ということ。

 

オタクの子は必ずオタクだとしても、結婚して子孫を残せなければ増えないのでは?と思いました。

実際のところどうなるのか?についてシミュレーションしてみましょう。

 

 

2.オタク増殖シミュレーション(前提)

 

まずはオタクの発展段階(勝手に命名)についてご説明します。

 

①オタク系コンテンツが現れ、増加してくる(昔アキバ系とか萌え系という言葉が存在した時代)

②オタク系コンテンツが浸透し、オタクが人口の一定割合を占める(今ココ)

③オタクが結婚する年齢となり、子孫の代にオタクが引き継がれる(将来?)

 

①から10年以上経過し、当時中高生だった層が20代となり、一般的には結婚し始める頃なので、上の予言が本当であれば、そろそろ③への移行を始める時期のはずです。

 

本当かどうかを、以下の仮定の下でシミュレーションしてみます。

 

(仮定)

・現状は全体の20%がオタク(人数は適当に、一般人8,000万人:オタク2,000万人とします)

・オタクの子がオタクになる確率は100%、一般人の子がオタクになる確率は20%

・オタクの生涯未婚率は50%、一般人の生涯未婚率は20%(今の生涯未婚率が20%弱で、今の若い世代はそれより上と考えるとこの位かと)

・1世代を30年とする(余談ですが、英単語の"generation"には世代という意味から派生し、「約30年間」という時間の幅を表す意味もあります)

・1組の夫婦から2人の子供が産まれる

 

では、実際のシミュレーションに移りましょう。

 

 

3.オタク増殖シミュレーション(実戦)

 

・1世代目

 

まずは我々の子の世代がどうなるか?を見ていきましょう。

 

まずは一般人から。

8,000万人居て、そのうちの80%、つまり6,400万人が結婚します。夫婦2人から2人の子供が産まれるのですから、子供の人数も6,400万人です。

うち20%がオタクなので、一般人は5,120万人、オタクは約1,280万人となります。

(桁が増えるとややこしいので、思いっきり概算します)

 

続いてオタクです。

2,000万人居て、そのうちの50%、つまり1,000万人が結婚し、1,000万人の子供が産まれ、そのまま全員オタクになります。

 

(結果)

総人口7,400万人中、一般人5,120万人:オタク2,280万人(オタク比率約31%)

 

一気に10%上がりました!

それ以上に総人口の減り方がヤバい(2,600万人減)ですが、これが未婚化、少子化の時代ということなのでしょう。

 

 

・2世代目

 

まずは一般人から。

5,120万人中、4,096万人が結婚し、約4,100万人(ややこしいので端数処理)の子供が産まれます。うち一般人は3,280万人、オタクは820万人となります。

次はオタクですが、2,280万人中、1,140万人が結婚し、1,140万人の子が産まれ、全員がオタクになります。

 

(結果)

総人口5,240万人中、一般人3,280万人、オタク1,960万人(オタク比率約37%)

 

着実にオタクが勢力を拡大しています。ただそれ以上に、総人口の減り方が顕著で、たった2世代でスタート時の半分まで減少してしまっています。

人口縮小が虚し過ぎるので、次の3世代目で終わりにしましょう・・・

 

 

・3世代目

 

まずは一般人から。

3,280万人中、2,624万人が結婚し、2,624万人の子供が産まれます。うち一般人は約2,100万人、オタクは約524万人です。

次にオタクですが、1,960万人中980万人が結婚し、全員がオタクになります。

 

(結果)

総人口3,604万人中、一般人2,100万人、オタク1,504万人(オタク比率約42%)

 

オタク比率は増加し、総人口は減少を続けます。

僅か100年足らずで人口が6割以上減るとは・・・

今の日本は長寿化の影響があり、少子化でも人口はさほど減少していませんが、生涯未婚化、少子化が続くと人口減少が加速するのでしょう。

 

 

いかがでしょうか?

僕自身、「将来オタクばっかじゃねぇかwww」と笑い飛ばして終わりの予定でしたが、あまりの人口減少ペースの速さに驚きを隠せませんでした。

1組の夫婦から2人の子供という仮定でしたが、現実に2人の子供を養える収入のある家庭は限られることを考えると、人口減少は更に加速するかもしれません。

 

別に僕は、だからどうあるべきとか言うつもりはありません。

生物の本来的な目的は種の存続なのでしょうが、人間はそれ以外への欲望が増大し続け、子孫繁栄への意欲も子供を養う余裕も失ってしまったのだとしたら、あるべき結末なのかなと思います。

 

別に気分が塞いでいるとかそういう訳ではないので、次はいつも通り、明るい話題を書こうと思います。

ではまた!