どうも、ねへほもんです。
「おちけん!」が1つの節目を迎えそうな折ではありますが、めでたいニュースが飛び込んできたので、今日はそちらのお話を。
1.しょうこセンセイ!
最近、密かにマイブームとなっているマンガがあります。
「スロウスタート」はアニメから入った作品ですが、こちらは雑誌のゲスト作品で、まだ第4話という初期の状態で見つけた作品です。
「しょうこセンセイ!」というタイトルで、駆け出しの高校教師が奮闘する日常を描いた作品です。
若くて経験が浅く、それでも真剣に生徒に、そして教師という職業に向き合う姿はついつい応援したくなってしまいます。
一目惚れならぬ、「一コマ惚れ」の状態で、一目見た瞬間に虜にされました。
かつて、「小学生は最高だぜ!」という言葉を見掛けたことがありますが、間違いだと思います。
「最高」というのは、文字通り「最も良い」という意味です。
この世に良いものは沢山あるのですから、その中でこれが一番と決めつけるのには無理があります。
僕も危うく騙されるところでした。
「教師」が生み出すドラマには、成長していく生徒の姿、その生徒と真剣に向き合う教師の姿があり、非常に感動的です。
高校生という人生の岐路にあり、思い悩む時期にそっと手を差し伸べる教師の存在は、生徒の人生にとって大きな影響力を持ちます。
そういう熱い人間ドラマが見られることを、非常に光栄に思います。
そんな「しょうこセンセイ!」がなんと「まんがタイムきららMAX」にて連載されることが正式に決定しました!!!
いや~、これはめでたい。
「どんな作品だろう?」と思われる方が多いかと思いますので、実際に一部を見ていただくとしましょう。
1コマ目から衝撃を受けますよ!
教師 吉田翔子(8)
・・・・・
飛び級制度で早々と大学を卒業して高校教師となった「しょうこセンセイ!」の話題にちなんで、飛び級制度の是非について考えてみたいと思います。
2.飛び級制度の是非
現実ではなかなかお目に掛かれない飛び級制度ですが、今の日本で導入することはあり得るのでしょうか?
僕は「No」だと思います。
今の日本の教育制度は、「各科目をバランスよく磨く」ことを前提に作られています。
「個性が大事」という具体性に欠けた話が出ることがありますが、本気で個性を伸ばす取り組みをしているという話を聞いたことがありませんし、個性が大事なのは当然であって、大事だという話が出てくること自体に「個性が大事にされていない現状」があることを示しているのだと思います。
この「バランスよく磨く」前提で飛び級制度が存在するとして、実際に飛び級をするのはどんな子なのでしょうか?
それは、バランスよく磨いた上で、かつ周りの子を上回っている、つまり受験科目に加え、体育や家庭科を含めた全科目においてあらゆる同学年の子を上回っている子ということになります。
こんな全知全能の子が現れることは稀でしょうし、たとえ居たとしても、他の子達に「お前達はこの子の完全下位互換だ」という宣言をするに等しい行為ですから酷というものです。
まだ個性を重んじる世界であれば、「この子は数学については秀でた能力を持つから、数学の実力者を優遇する我が校では飛び級を認める。そうはいっても、数学以外なら他の子の方が優れている点はある。」といったように、他の子にとっても納得できる形で飛び級を認められます。
これは社会に出てからも同じで、会社で「成果主義を重んじた評価をします!」といいつつ何だかんだで年功序列的な評価が残るのもその1つです。
上司や取引先と上手く付き合える人、部下の面倒見が良い人、作業が速くて正確な人と色々なメリットを持つ人が居ますが、その中で、「年数による経験量の差は客観的に根拠がある。その経験量の差を超えて、この人は年長者の完全上位互換と言える程の成果を挙げているのか?」と問われると、それを論破することは困難だと言えます。
これは、日本の就職活動が「就社活動」と言われることと関係しており、会社に入った後は上司の指示の下で色々な作業をさせられることに原因があります。
海外で働いたことが無いので実態は知りませんが、噂で聞いたところでは、海外では例えば「〇〇の製品を作る工員」というように、決められた職を担当し、それ以外の作業はさせられないか、するにしても、事前の契約にない作業ということで、別途賃金を支払う形で依頼することとなっているそうです。
文字通りの「就職」ということですね。
作業内容が決まってしまえば、例えば工員であれば「決められた作業をいかに早く、かつミスなくできるか」といったように評価基準を客観的に定めやすく、成果に応じた評価が可能です。
日本の制度で評価を行おうとすると、評価基準を多面的に定める必要性が出てきて、「何を重視して評価しているのか?」が曖昧になり、結果として、「まぁ、年数を重ねて経験を積んでいる方が色々と強いよね。」という安易な結論に陥りがちになります。
何だろう・・・?
「しょうこセンセイ!」の連載決定を祝ったかと思えば、突然身の回りの評価制度に対する意見をつらつらと書いていたというよく分からない展開に。。。
何はともあれ、1つだけ確固たる事実を述べるとすれば、
翔子ちゃんは可愛い!
はい、おしまい。