息子が中学受験の秋
小学校6年のときに
私の祖母 息子の曾祖母がなくなりました
我が家は
私の実家の目の前の畑にあります
息子は生まれたときから
祖母にかわいがってもらっていました
祖母が元気だったころは
庭で遊ぶ息子の子守もしていたこともあります
それでも
晩年は
ずいぶんボケがひどくなって
息子がお見舞いに行っても
どこの子?という顔をしました
祖母の記憶の中には
赤ちゃんの息子しかいなかったのかもしれません
時々
ふと気づいて
「あ~~~ ソンちゃんかぁ」ということがありました
息子のことを
ちゃん付けで呼ぶ人は
もう祖母だけになっていましたが
息子はニコニコしながら
「そうだよ」と答えていました
命の尊さは
命の限りを見た子どもにも
伝わっていた気がします