其ノ三十五
長宗我部元親

長宗我部国親の長男として、土佐に生まれる。

幼い頃は、色白でおとなしく、軟弱だったので、姫若子と呼ばれていた。

初陣の時に、家臣にいわれたことを守り、鮮やかに勝利した事から、姫若子ではなく、鬼若子とよばれた。

初陣からまもなく、父の急死により家督を相続した。 そして、八年後、土佐を統一する。

その十一年後、四国を統一するが、秀吉に降伏した。

一年後には、九州攻めで嫡男の信親が戦死した。

そのことにより、野心を失い、人が変わったようになってしまった。

その十三年後、伏見にてなくなった。