私が尊敬する宗教家、【谷口雅春】氏の教えにおいて、

いわゆる「極悪人」や「敵」に対する態度は、一般的な道徳観とは一線を画す、非常に徹底した形而上学的な視点に基づいています。

 

 

雅春氏の思想の根幹にあるのは、**「悪は本来存在しない(悪は本来無し)」**という「実相(じっそう)」の哲学です。この視点から見た、悪人への向き合い方を紐解いていきましょう。

 

 


💎 基本理念:「悪は本来無し」という視点

雅春氏は、私たちが肉眼で見ている世界を「現象(げんぞう)」、神が創った真実の世界を「実相(じっそう)」と呼び分けました。

悪は「影」にすぎない

彼によれば、悪とは光(神・善)が遮られた時に生じる「影」のようなものであり、それ自体に実体はありません。 実相=善・完全・円満実相=善・完全・円満 現象=心の影が映し出された仮の姿現象=心の影が映し出された仮の姿 したがって、目の前に「極悪人」がいるとしても、それはその人の真実の姿ではなく、**「魂が迷い、本来の神の子としての姿が曇っている状態」**であると説きました。


 

🕊️ 極悪人に対する具体的な「心の持ち方」

雅春氏は、悪人に対して「怒り」や「裁き」の心を持つことは、かえってその悪を固定化してしまうと考えました。

1. 「神の子」として拝む

相手がどれほど非道な行いをしていようとも、その奥底にある「神性(神の子としての本質)」を見つめ、心の中で礼拝することを勧めました。「あなたは神の子です、本来は素晴らしい人です」と心の中で認めることで、相手の善性を引き出そうとするアプローチです。

2. 赦しと祝福

「憎む」という感情は、自分と相手を負のエネルギーで結びつけてしまいます。雅春先生は、相手を赦し、むしろその人の幸福を祈る(祝福する)ことで、自分自身の心から「悪の影」を消し去るべきだと説きました。

3. 抵抗しない(無抵抗の抵抗)

悪に対して悪で対抗すれば、悪の総量が増えるだけです。闇を消すには光を当てるしかないように、悪人を教化するには、こちらが「絶対的な善」の立場に立ち続けることが必要であるとしました。