海外大学留学 進学 TOEFL SAT(東京/新宿) -6ページ目

風評被害と本当のデータ

アメリカほどでもないですが日本のマスコミも本当にひどいものです。私はテレビ報道のほとんどのことを信用していません。データの出し方がめちゃめちゃです。


これは四半世紀前にアメリカ留学から帰国して、どうしてこんなにアメリカと日本の報道の仕方が違うのだろうととても驚き疑問に思ったことがきっかけです。自粛ムードを打破しよう、ってマスコミでいう割には、上野公園で何万人もの人が花見をしてどんちゃん騒ぎをしている事を一切報道しない。


マスコミ報道に振り回される国民が馬鹿だとは言えない、他との比較もなにも出来ないのですから。


川崎市が福島県の瓦礫処分を手伝うと言ったから「放射能汚染が心配だ」と苦情が市役所に殺到したとのこと。


なにが「ひとつになろう、日本」だよ!と笑ったのは私だけではないでしょう。川崎市民は馬鹿だなとはいえません、日本全体、あるいは人間の本質そのものの問題です。


チェルノブイリの事故で死んだ人は27人、福島の原発事故ではまだ死者は出てません。

今回の津波では28000人ほどが死亡、行方不明。この国では毎年7千人以上が交通事故で死んでます。毎年、自殺する人は3万人以上です。毎年150万人が死んでいるとしたら、この国では200人に一人が交通事故で、50人に一が自殺で人生を終わるのです。


川崎市役所に講義した人の多くは子供を持つ親だとのこと。子供が心配なのはわかるという人もいます。しかし本当に子供が心配なら、放射能汚染よりも交通事故に合わないように教育する、大人になっても自殺しないように心を育てることのほうが得策だと思うのですが。ヒステリックに騒ぐ親を幼い子供が見て、脳の奥深くにその記憶が残り、人格形成され20年後、30年後の行動に変化が起こる。そんな風に思えてなりません。