根岸俊雄の住まいづくり入門 -171ページ目

上棟式

今日は上棟式です。
晴れがましい日ですので、朝から気分がウキウキしています。


現場は一作日から建て方が始まっています。
土台から上部へと建て方が進んで、今日は残りの工事です。
現場に来て見て、あらためてクレーン車の大きさにビックリしました。
建物が平屋で大きいので、小さなクレーンでは届かないのだそうです。


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上棟式は2時半から始まりました。
工務店監督者が祝詞を上げ、建て主が四方の柱に酒と米を撒きました。
職人さんはみんな車ですので、昔のように現場で宴会は出来ません。
祝いの酒はほんのチョッピリ、形だけにしました。
後は、みんな、お土産スタイルで、直ぐに解散となりました。


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建て主達はこれから家に集まってお祝いだそうです。
本来なら私も加わる予定だったのですが、残念です。
私は、草加で街づくりの委員会が夜ありますので、そのまま帰りました。

小田和正さん:全国?位

小田さんがヤマハの音楽コンテストの全国大会から帰ってきました。
全国大会はたしか東京の方で開かれたと記憶しています。


私は小田さんに「どうだった?」と聞きました。
すると小田さんは「全国2位だった」と言いました。


私は「全国1位になるんじゃなかったっけ?」と問い詰めましたところ、
『外国(PPM)のコピー曲というのがどうも・・・、
赤い鳥グループがオリジナル曲の「武田の子守唄」で1位だった・・・』
という元気のない返事でした。


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音楽コンテストの結果発表は、ラジオだったと思います。
小田さん達のグループの歌っているのを聞きました。
PPMの、たしか、「ア ソーリン」というではなかったかと思います。
たいへん素晴らしい演奏で、感激しました。
メインボーカルの小田さんのことを、その時初めて、
これはただ者ではないな、と思いました。

古民家:屋根裏の葦簾(よしず)

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撮影:H17/06月

屋根裏の茅葺屋根の一番内側に化粧の葦簾(よしず)を張りました
屋根側は雨風対策として、表面はブルーシートで養生しています


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初期計画パース:DKから土間、囲炉裏室方向を見る

小田和正さん:音楽コンテスト

小田さんと私は趣味が一致したので、いろいろ音楽話を交わしました。
小田さんはフォーク・ソング・グループをつくっているとのことでした。
そんな音楽談義のある日、小田さんは次のように言い切りました。

「俺達はヤマハの音楽コンテストで全国一位になる」というのです。
私は、大きく出たなと、たいへん驚きました。
「ヤマハの音楽コンテスト」ってわかります? 昔、ヤマハ主催の
ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテストというのがあったのです。


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当時のヤマハの音楽コンテストは、全国で予選会がありました。
実は私もグループを結成し、仙台の予選会に参加した経験があるのです。
同期の飯淵君と私、そして仙台の女子大生の方の3人グループでした。
後見人(介添え人、付添い人)は同期の萩尾君と女子大生仲間の2人です。
我々はPPMの曲を一生懸命コピーして、たしか2曲歌ったと思います。
結果は、残念ながら、仙台予選会止まりでした。


「じゃあ、がんばって!」と、私は小田さんを励ましました。
とはいっても、そんな高成績なんて、失礼ながら、半信半疑でした。
さあ、結果はどうなるでしょうか。

古民家:新基礎に固定される

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ベタ基礎の上は骨組が下され固定されました。

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まだ使える柱や梁はそのままにして、使えそうにないものはすべて新しい材料と交換しました


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この段階で庇部分の天井を張ります

撮影:H17/05月


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初期計画パース:土間から東の庭(プール)方向を見る

小田和正さん:カーステレオ

小田和正さんといえば、元オフコースで今はソロシンガーです。
ですから私の話も、ミュージックに関するものです。
私が大学4年生で小田さんが3年生の、ある日でした。


校舎の脇にとめた車のドアが開き、中に小田さんが腰掛けていました。
小田さんは学生ですがマイカー通学でした。
数十年前ですから、車を持っている学生は当時では珍しいのです。


「なにやってんの?」と近づくと、カーステレオを聞いているのでした。
カセットで鳴っている曲は、当時大人気のPPMのものでした。
私も大好きでしたので、直ぐに分かったのでした。
これをキッカケに私達は接近していったのです。


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皆さん、PPMって、分かりますか?
アメリカのフォークソング・グループです。
ピーター、ポール&マリーという名を頭文字で略したものなのです。


小田さんのこのような風景はその後もちょくちょく目にしました。
小田さんはその頃からたいへんな音楽好きで、
講義の合い間のわずかな休み時間でさえ、
音楽に浸っていたかったんですね。

古民家:骨組にする

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撮影:h17/03月


茅葺屋根の茅を取り去りました。

それから骨組全体を2m程ジャッキアップし、

3m程移動しました。


その次はベタ基礎の鉄骨コンクリート打ちです。


ちょうどこの時期に近くで震度5弱の地震がありましたが建物は無事でした。


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初期計画パース:土間からDK方向を見る

基礎の鉄筋検査

基礎コンクリートの打設が近々です。
今日は鉄筋の組み方の検査です。


建物は基本的には平屋建ですので、建築面積は約200㎡もあります。
全部がベタ基礎で、工期が急ぐので、鉄筋工が何人か入っています。
やはり職人によって技量に差が出ています。
組み方で注意すべき箇所が、ある部分に集中しています。


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直し方を監督者と打合せ、早急に手配してもらうことにしました。
すると、1時間後には、材料屋さんが鉄筋を運んできました。
それから30分遅れて鉄筋工が到着し、手直しを開始しました。


手早い対応に、ビックリしました。
これで、明日のコンクリート打ちは、安心です。

秩父合宿ゼミ:「ふるさと村」

合宿第3日目(7日・水)は、少し遠出です。
朝食は先日と同じ手造りパンで、食事係は7時に買出しです。
バスは9時6分に西武秩父駅を出発、急げ、急げ。
気候は台風が遠くに行ってしまい、終日晴れでした。

小鹿野町へ向けて山間を走るバスは、たいへん気持良い。


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30分で松井田という場所に着き、「秩父ふるさと村」の見学です。
経営者の宮本氏と責任者の坂本氏の案内とお話です。
http://www.miyamotosou.co.jp/furusato/


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野菜、果物、きのこ、契約菜園(猪が出た)、・・・。
虫、鶏、兎、ロバ、豚、・・・。
化石、地層、・・・、施設建物、・・・、川、・・・。
昼食はバーベキューが変更で、宮本荘食堂で美味しい和風定食でした。


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宮本荘のマイクロバスで秩父市内まで送ってもらいました。
帰り際に宮本氏から「解体所持の民家の使い道は?」という話あり。
松本教室の前で全員集合の記念撮影。


さあ、帰りの準備です。
部屋の片付け、台所の片付け、ゴミ出し、掃除機、・・・。
清掃用具のバケツやタワシや雑巾ももう一度綺麗に。
寝袋を芝生の上で天日干して、箱詰め、宅急便送り。


合宿のまとめのミーティング。
「どこいくべえ」清掃・調査の概況報告。
清掃調査報告書の完成スケデュール。
合宿ゼミ感想のレポートは9月末ゼミ時間に提出。
会計係の報告。


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とうとう最後、松本夫妻への御礼です。
松本教室の裏庭で松本夫妻を囲み、各自御礼の言葉と感想を述べました。
街中、建物、歩行、夜、人、宿舎、塾、再訪、・・・、御夫妻、感謝!!
松本夫人:松本教室でも宿舎の建物でお泊り会をやろうかしら・・・。
松本主人:また遊びに来て下さい、いつでも歓迎です。


2時半に現地解散です。
学生のみなさん、気を付けてお帰り下さい。
では、また、ゼミに時間に、お会いしましょう。

秩父合宿ゼミ:「どこいくべえ」

合宿第2日目(6日・火)は、体力勝負の日です。
今日の学生数は、2人参加2人帰京で、昨日と同じ14人です。
気候は昨日と同じく、終日小雨でした。


朝食は、「ラパンノワ-ル:くろうさぎ」の手造りパンとピザ。
食事係が7時半に買出しに行って手に入れました。
おまけのパンも一杯もらってしまいました。


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10時からは今回の合宿ゼミのハイライト、街づくり参加イベントです。
開運案内板「どこいくべえ」100基の掃除と調査をします。
2人1組の8グループで、各々12~3基を担当します。
清掃用具のバケツやタワシや雑巾は商工会議所から昨日届いています。
出発点には、既に秩父商工会議所の内田氏が来ています。
秩父ケーブルテレビの取材カメラマンの山中氏も到着です。
http://www.chichibu-cci.or.jp/tmo/   昼食は各自の調査エリア内で自由に。 
雨の中をゴシ、ゴシ、ゴシ、・・・。


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午後3時頃には調査結果の仮まとめと概略発表の予定でした。
しかし、5時になっても終わらない超熱心・丁寧グループがいました。
東町「こみに亭」での夕食と話を聞く会で、やっと合流出来ました。
「こみに亭」は古い町家を借りて、「NPO秩父こみにてい」が運営。
柴原代表理事:「幼児からお年寄りまで全ての人に生き甲斐を」
「しゃくし菜膳」は美味しかった。


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6時からは木村和江さん(銘仙を千数百着所持)の話を聞きました。
http://www11.ocn.ne.jp/~nagariya/sakura_2005.htm
木村さんの工房も素敵、そして学生は銘仙を着せてもらって大喜び。


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入浴は「クラブ湯」グループと横瀬町「スーパー銭湯」グループ。
宿舎に帰り、10時半頃から今夜は「お疲れ」大宴会です。
秩父ケーブルテレビのニュースの「清掃」放映に、みんな大騒ぎ。