7月に入ってから、全国各地は、気象災害に見舞われていますが、

ここ秋田県にかほ市は、幸いにも平穏な日々です・・・。

僕は今、いろいろな養殖・繁殖に、夢を馳せています。

 

前川ネギ之介の秋田独り暮らし-長ネギ1.5 

この時期、以前庭にホタルが迷い込んで来たことがあったので、

どこから来るのかを突き止めようと思い、夜に出歩いてました。

自転車の後に空の水槽と、観賞魚用の網を持って出かけました。

探してみると、駅に行く途中の田んぼに、ところどころに生息して

いることがわかりました。20匹ぐらい採集して、飼育を計画。

翌日は、幼虫のエサとなる、カワニナも採集して準備万端・・・。

成虫になったホタルは、水しか飲まないので、飼育は簡単。

一番大変なのは、ちょっとした隙間があると、逃げ出してしまう。

初めての夜は、逃げ出したホタルが、部屋中で光っていた・・・(笑)

7月に入ってから、ホタルに関していろいろ調べたところ、知らない

ことばかりで驚きました・・・。

60年生きてきたのに、知らないことばかりで、情けない・・・orz

ホタルのメスは、あまり飛ばずにオスを待つ・・・。

光り方と光の大きさが、オスとメスでは違いがある・・・。

幼虫のエサは、カワニナだということは知っていたけれど、

みんなで襲って食べるという凶暴さは、とても驚きです。

さらに、成虫は水しか飲まないんだって・・・。

毎日朝晩、霧吹きで水を吹きかければ、それだけで生きている。

子供の頃、親に言われた「すぐ死んじゃうから、放してあげなさい」は

何だったんだろう・・・、水だけで半月位は生きるみたいです・・・。

飼育した場合は、最長27日生きたとのデータもあるようです。

飼育してあげた方が、長生きみたいです・・・。

この後で、「ほたるこい」を紹介しますが、この中にある「苦い水」と

「甘い水」のように、水の好き嫌いがあるのだろうかと調べたら、

やはり甘い水のほうが好きで、甘い水を飲ませると寿命も

伸びるのだそうです・・・、皿に包帯を入れてそれに水を含ませて

入れておいたけれど、あまり飲みに来ません。

「そんな馬鹿な」と思いつつ、中ザラ糖を5~6粒入れてやったら、

そのあとから、常に何匹かが給水しているので、本当に甘い水が

好きなのではないでしょうか。

それと、オスはせわしなく動き続けてますが、メスは割りと大人しく

楚々と光っています・・・、僕もホタルみたいな女性が好き!!←(笑)

夜になると、水槽の中でこんなに光ってて、水だけで大丈夫なの?

というぐらいビカビカ・ピカピカ光ってます・・・。

順調に飼育が成功したら、にかほ市中がホタルの里になるかも・・・。

 

前川ネギ之介の秋田独り暮らし-長ネギ1.5 

子供の頃よく歌った、「♪ほーほーほたる来い♪」というわらべ歌、

秋田地方のわらべ歌だったんですね・・・。

歌詞も、1番だけじゃなくて、3番?4番?まである・・・。

歌詞は、秋田弁ぽいし、合唱のイントネーションも秋田弁・・・。

詳しくは、下記のURLまで・・・。

http://homepage1.nifty.com/mrjsroom/midi/words/hotaru.htm 

秋田のわらべ歌で、1番だけじゃないということ初めて知りました。



世界各国でも合唱曲として歌われていることも、今回知りました。

この歌は、伊豆や安曇野の様な、ワサビの出来るほど水のきれいな

所の歌だろうと、子供の頃から信じて疑いませんでした。

それが秋田だったということなので、とても親しみを感じてます。

前川ネギ之介の秋田独り暮らし-長ネギ1.5

家の水槽には、庭にたくさん生えているツユクサを植えてあります。

その葉っぱに、昼のホタルは大人しく止まっています。

 


ちっちゃいでしょう・・・、全長7~8mm。小さな命・・・。

あまり農薬に頼りすぎる農業をやっていると、この小さな命も

いつかはいなくなってしまいますよ・・・。

この辺では、8月初めにラジコンへりによる農薬散布が実施される

予定になってます。(出穂期の殺菌・殺虫剤かな)

その頃はちょうど、ホタルは卵で過ごしてますので、幸いなことに

農薬の影響をあまり受けずに済むため、生き延びているのでしょう。

ホタルが成虫の時期だったら、大きな影響を受けて、生息数もかなり

減ってしまうんじゃないでしょうか・・・?

農薬散布の時期は、今後その地域の魚類や昆虫の生態を考えつつ

行って欲しいものです。

いろいろなところでメダカを探していますが、どこにもいません・・・。

今まで、自然のメダカを飼育していた人が、飼育していたメダカを

川に放そうとしたら、怒られたらしいです・・・。

どういうことかというと、野生のメダカの中に、ホームセンターで買った

メダカを入れておいたらしい。そして産卵して、純粋な野生メダカでなく

混血種が増えていたらしい・・・。

「そんなの放したら、自然保護どころか、自然破壊になる」とのこと。

メダカの繁殖力は旺盛で、近似種同士だと受精されてしまい、純粋な

野生種が絶えてしまうということらしい・・・。

同様に、不要になったり、増え過ぎて飼えないからと、川に放流する

こと自体、大変な自然破壊になるということを、みんなが声高に

訴えなくてはいけないと思います・・・。

それと同様のことが、ブラックバスでも言えるのです。

自分の楽しみのために、そこかしこに放流されたブラックバスが、

在来の希少魚種であるイトヨ・トミヨ・タナゴ・メダカも食べ尽くした

のではないでしょうか。

それ以外にも、フナ、モロコ類、モツゴなども、数が減ってます。

少なくなってからでは、大きなお金を掛けないと復活しません。

少なくなりかけた時に、対策を打たないと後々大変です・・・。

自然が好きなので、しっかり守りたいと思います・・・。

今日は、この辺で・・・。