テーマは『語学力』ですが、語学の力ではなくて語(ことば)を学ぶ能力

と理解してください・・・。

なぜこのテーマにしたかというと、日本語が大きく変わってきています。

あまりにも省略し過ぎて、何だかわからなくなった言葉や、便宜上、

言い方を統一して、それまであったきれいな日本語、親しみのある

日本語が消えつつあります・・・。

さらに、外来語や外国語を、間違えて覚えている人がとても多いと

痛切に感じているので、このブログに書くことにしました・・・。



今、僕は秋田に住んでいますが、こちらに来て驚いたのは、秋田弁が

地域に根差した形で変化して来たということ・・・。

でも、その中でどうしても許せない言葉は、「じゅくれる」でした。

「この柿、じゅくれているから食べれ!」・・・ちょっと考えれば、

「この柿、熟(う)れているから食べなさい!」の読み間違いだろうと

思われます・・・。これは、僕の近くにいたごくわずかな人達だけの、

ごく一部の地域の読み間違いの継続なのかもしれませんが・・・。

秋田弁は、特に冬期間とても寒いために、できるだけ口を開かずに

話すために、言葉をまとめて短くすることが多いのです。

その環境の良い例が・・・、
電車ドア開閉ボタン←電車のドアを開くボタン

この電車のドアを開くためのボタンは、冬季間寒さが厳しい

寒冷地のみで採用されているようで、普通電車が駅に着いても、

ドアの脇にあるこのボタンを押さないとドアは開きません。

出入りしないのにドアを開けると、冷気や吹雪が入るため・・・。

冬季間以外でも、ボタンを押さないと開きません。

旅行に来て、普通電車に乗る場合は、覚えておいて下さいね。

車内には、開・閉ができるボタンがあります。

吹雪が激しい日などは、後から乗る人がいない場合には、

乗った人はドアを閉じて、雪が車内に入らないようにできます。

これは、夏の冷房時にもとても便利です。

こんな状況ですので、口を開かないのも、うなずけます。

例えば、僕の住む部落は「前川」ですが、このあたりの人は

特に年配者は、「前(まえ)」を「め」と言う人が多いのです。

だから「めぇがわ」、僕は「めぇがわネギ之介」なのです・・・(笑)

他にも、お前⇒おめぇ、駅前⇒えきめぇ、手前⇒てめぇ・・・。

来なさい⇒けぇ、痒(かゆ)い⇒けぇ、食べなさい⇒けぇ・・・(笑)

これだけ口を開かなければ、寒さも和らぐよね・・・。

でも、口を開かないのは、一語一語だけに限ったこと・・・。

暖かい室内や、知り合いの中では、とてもおしゃべり・・・。(笑)

それが都会に出て行くと、方言、特に口を開かないことによる

ズーズー弁を、相手にバカにされたり、言葉の違いで、

本心が伝わらないために、口を閉ざす傾向のようです・・・。

都会の人たちは、誤解していると思いますよ・・・。

秋田県人、実はとても酒好きでおしゃべりですよ・・・。



最近のペットブームで、間違われて使われている外来語・・・、

前にも言ったけど、ケージとゲージ・・・。

間違いを指摘されても、頑(かたく)なに直さない人が多いのには、

とても呆れてしまいます・・・。

知らないで使っていると、バカにされるとも知らないで・・・。

陰で、笑われているかもしれないですよ・・・。

正しくは、ペットのオリは「ケージ」、「ゲージ」は寸法の基準。

ケージ(cage)は、名詞:鳥かご、檻(おり)、刑務所、

動詞:~をかご(おり)に入れる。例: a caged bird(カゴの鳥)

ゲージ(gaugeまたは、gage)は、名詞:寸法の基準、ものさし、計器。

ケに点々が付くか付かないかだけなんだけど、大きな違いだよね・・・。

でも、直接言っても、ほとんどの人は余計なお世話だという感じで、

全然相手にしてくれない・・・orz

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざは、とても

含蓄のある言葉だと思うんですけどねぇ~~・・・。



僕は知らなくてもいいと思うし、大体の内容は伝わるから、

「間違っていても大目に見てあげようよ」という立場だけれど、

世の中には、そのことで総理大臣を辞めさせられた人もいた・・・。

僕はくだらないことに左右されずに、国にとってどうなのか、

損なのか得なのかで考えればいいのにと思っていたのだけれど、

国民は許そうとしなかった・・・。マスコミの責任は更に大きい・・・。

でも今は、実際の貢献度を考えて、入閣している・・・。

文字の読み間違いだけで、まわりの印象も一転して、本当は

力のある人材さえも排除されてしまう怖さ・・・。

みなさんも人ごととは思わずに、正しい言葉、読み方をしましょう。

その一助になればと思い、このテーマのブログを始めたいと思います。

うるさいという感覚で読まないで、謙虚に間違っていたと思ったら、

その時点から、速やかに直したほうが、笑われる月日も短くなると

思いますよ・・・。

では、また・・・。