この日の面会は夫だけ。
というのも、発覚1週間前にインフルエンザに
かかっていた私は産後ということもあり
熱はないものの咳、鼻水がとまらなかった。
この病院の面会基準は
熱、鼻水、咳、下痢などある場合はNGである。
そりゃそうよ
重篤な病気の患者さんが多くいる中
ましてや娘もしかり
白血球が少ない状態では少しの風邪も重症になりうる可能性があるためだった。
この日はCCUの中には入れず、
唯一面会できた夫がテレビ電話をしてくれた。
ドア1枚挟んだ数100メートル先の娘は
泣きじゃくり、ママー!ママ!ママ!と
私のことを呼んでいて
今までの人生で一番な無力な自分、
すぐそこにいるのにいけない虚しさを感じた。
私は控え室で
夫と娘は病室で3人とも大号泣だった。
先生たちの判断で
娘の精神を安定させることはとても重要であるため
私が会えるか看護師長さんとかけあってくれると
言ってくれた。
明日は会えるのだろうか
娘が産まれてこんなに離れていたことがなく
私も娘も寂しさと不安でいっぱいだった。
早く会いたい。