息子の病院の後、仕事中抜けてくる夫を迎えに行き、娘の病院へと向かう
娘はどうかな。
今日会えるかな。
早く会いたい。
病院に到着し、娘の担当チームの先生たちがん専門の看護師さんから挨拶と病気、治療の詳細をきいた。
APLの小児発症は年に10〜15人程度
珍しい病気だということ、
この病気の発覚に遅い早いはないということ、治療薬があるということ、
この2.3日乗り切って
治療すれば98%の生存率があるということ。
正直本当にホッとした。
治る可能性が十分にあるのだと
真っ暗闇で不安だった私の心に光がさした瞬間だった。
がん専門の看護師さんの
なんでこんなことに?とか
夢から醒めてないような感覚
かもしれないけれど、
誰のせいでもないのだから、
自分を責めないでという言葉に、
責めていたつもりはなかった。けど、昨日から心の中で何もないように産んであげられなくてごめんね。
と思い続けていたことが少し救われた気がした。
そして、この日は娘に会えなかった。