平和な給食参観が終わった後、学級懇談とPTA役員決めがあった。
働く母にとっては、子供を学校に行かせるだけで精一杯なので
PTAまで手が回らん!というのが正直なところだが
不況のご時勢、働く母も多いということで、そうは問屋が卸さない。
「忙しいのはお互い様、そこは諦めて腹をくくるべし」
という会社の先輩母の助言もあったので、最後はあきらめるとしても
最近また組織変更で仕事も変わり、忙しくなったので
”あわよくば”回避!!というところまでレベルをおとして
日和見主義的に臨むことにした。
役員にはいくつか種類があり、しょっちゅう集まるものもあれば
イベントの手前だけ忙しいものもある。どれも当たったが最後、
相当会社を休まなければならないのは確かだ。
普通PTAは在学中1回はやらなくてはならないので、
6年生で当たって幹部になるよりは、低学年で
やっておくほうが楽であるという話があるのだが、
今年はこの小学校が持ち回りでPTAイベントを担当するから
特に忙しいという話を聞いて、みんな立候補を控えている。
当然のごとく立候補者が足りず、抽選ということになった。
そこへ、一人のお父さんが手を挙げた。
「うちは父子家庭で私は仕事があるので免除してほしい」
と申し出た。
急に空気がシーンと重くなる。
PTA幹部の方が
「みなさんが承認されたら免除となりますが、どうですか?」
と言うも、うなずく人はいない。シビア!!
「それなら私も働いておりますので、仕事を休めません」
と数人の働く母たちが申し出はじめた。
となってくると
「私も下に未就学児が2人いて大変なので免除してください」
などなど、さまざまな事情を抱える母たちがつぎつぎと・・・。
中には外国人のお母さんもいて、お友達が代わりに
「言葉があまりわからないので、免除して差し上げたら・・・」
と提案するも、PTA幹部の方は
「去年もそういう方がおられましたが、いきいきとこなしてました」
と一蹴。ハードルは高い!
その、手を挙げて免除してくれと言い出す勇気を買って
もう免除してあげたらいいのでは・・・と思うのだが、
場の空気は重い沈黙だ。こ、こわい!どっちもこわい!
どっちも譲らず膠着状態のような空気に私は完全に引け腰だ。
「私もフルタイムで働いてまして、下に未就学児もおりまして、
実家も遠いし夫はしょっちゅう出張で不在なので・・・」
なんてとても言い出せない!!!もう怖すぎる!
だまって抽選に身をゆだねることにした。
結局どうしても免除してくれないと困る、と主張した
お父さんと、未就学児2人の母が免除ということになり、
残りの母親たちで抽選ということになった。
心臓バクバクものだ。
結果は・・・セーフ!!!!
神様は見てくれていたのね・・・ほっっっっ!!!!
しかしこの1時間で小学校の恐ろしさを垣間見た。
タフだ…なんかタフだ。幼稚園とも保育園ともまた
一味違ったタフさを感じた。
PTAに関することは”学校側”は立ち入らないということなのか
この間、担任の先生は傍観者のスタンスだった。
たぶん先生も、この1時間で父兄の人物観察ができたに違いない・・・