ちょっとバタバタな毎日に疲弊気味でブログから遠ざかっておりました。


そしてそんな毎日だったので、久々に映画を。

兼ねてより、公開されたら絶対みた~い!!と思っていた

『マリー・アントワネット』を観ました。

marie



ベルサイユのばらを熟読している私としては、こりゃ絶対見逃せん!と

期待&気合充分。こういう時代設定も大好き!

コッポラ×キルスティンのタッグは「ヴァージン・スーサイズ」以来なのかな?

衣裳もスイーツも音楽も気になる・・・意気揚々と映画館へ。



(ここから先は観る予定の方は読まないほうがいいかも・・・?!)



たぶん、コッポラは、

歴史的に悪名高いとされるマリー・アントワネットも

実は一人のティーンの女の子だったのよ、

という身近感を描きたかったんだろうなと思われる。

キルスティン・ダンストというキャスティングもぴったり。

音楽の使い方も斬新で面白かった。衣裳もかわいい。

でも、でも・・・・・・、全体的にがっかりでした。

①ストーリーに山場がない!焦点ピンボケ!

②こだわりが中途半端!

③映画=エンターテイメントとしての面白さがいまひとつ・・・。


最初のお輿入れのシーンがやけに長回しで、

先行きにちょっとした不安を感じたのだけれど、それは的中。


たしかに誰も描かないであろう、輿入れのしきたり、宮廷のしきたりに

違和感を感じるマリーはリアルな女の子として描かれている。

が、その時代に生きててそんなに違和感感じるか?という不自然な点もあり

どっちかというと、

「現代の女の子がタイムスリップしてヴェルサイユにいっちゃいました」

という設定の映画ってことにしたほうが良かったんじゃ・・・とすら思ってしまう。


ところどころ、エピソードをちりばめているのだが

(デュ・バリー夫人に話しかける屈辱のシーンとか、オペラで

スタンディングオベーションをはじめてやりました、とか、

分娩に一般市民が詰め掛けてました、とか、

仮面舞踏会でフェルゼンにあいました、とか・・・)

全部がそれらの事実を淡々と追ってるだけで、

子供が生まれないプレッシャーも、

フェルゼンとの恋も、

浪費やギャンブルにはまっちゃうところも、

しきたりに嫌気がさしてプチトリアノンにひきこもるところも、

全部同じトーンで淡々と描きすぎててこれじゃあ

「驚きモモの木20世紀」の再現VTRだ。


ところどころ、リアルな女の子感が上手に描かれているところが

あって、せっかくイキイキしているのに、すぐ同じトーンで次に

いっちゃうのでもったいない。主軸がないのだ。

そして心の葛藤とかそういったものも一切描ききれず。


衣裳や靴やスイーツはたしかに見所なんだけど、

こだわる割にはこれもちょこっとだけ。


ラストの革命のシーンもこれまたびっくりするほど中途半端な描き方

で、ここにクライマックスをもってくるのか?!?!と最後は

半ばすがるような気持ちで観ていたけれど、

ええっ?!っていう終わり方。


エンドロールが流れたときに劇場全体にブーイングに近いどよめきが

起こったのだった。うーん・・・。


やってみたかったことをやりましたぁ~、みたいな自己満足映画に

なっちゃっててほんとに残念だ。

キャスティングに問題なし、衣裳も音楽もいい、ところどころテンポのいい

カッティングもある(けれど、ムラが多い)。問題はストーリー構成。

あとは抜けの背景や設定に中途半端な手抜きがみられる(ここも

結局こだわりにムラがあるということか)。

そういうのがあると観客は一気に冷めてしまう。

たぶん、スポットCMで流れてたあの映像と音楽、あれがすべて。

あれ以上のものは映画の中にはありません。期待しすぎた・・・。



観た人どう思いました~~??こんなに不満が残ったのは私だけかな?!