今、年少さんのクラスでは「お手紙を渡す」のが流行っているらしい。


3歳児で字が書ける子は少ないので、お手紙に書かれた内容は

摩訶不思議な記号というか絵文字というか、

得体の知れない模様なのだが、子供たちにとっては

「何かをしたためている」つもりで、それを気に入ったお友達に

「はい、どうぞ!」って言って渡すのだそうだ。

主に女の子がやっていて、文字が書けるのも女の子のほうが

早いし、「○○くんに渡したい」という淡い恋のめばえ?!も

女の子のほうが早い。


壮良の周りでも、生まれながらのプレイボーイ(の資質を

備えていると私はふんでいる)のSくんは、女の子からお手紙を

もらって帰ってきたりしている。

が、壮良は一度もない。


夫にその話をすると、異常に反応して

「大丈夫かな!壮良、もてないんじゃないか?!」

「園児にもてるもなにもないでしょ~」

「いや、もてるもてないの男の人生はもう始まっているんだ」

と力説する。夫がこんなに壮良のことを心配するのは初めてだ。

「そんなに小さい頃モテなかったの?」

「い、いや、そんなことはない。」

自分そっくりの壮良を、自身に重ね合わせているようだ。


そんな中、先日壮良が初めて女の子からお手紙をもらってきた。

Hちゃんからと、Mちゃんからだ。Mちゃんはみんなに配った

みたいだけれど、どうやらHちゃんは壮良ピンポイントだ。

今まで壮良の話題に全く登場していなかったHちゃんだが、

これを期に壮良は完全に意識していて、何かというと

「これ、Hちゃん」「Hちゃんにあげるの」などと頻繁に登場するように。


お手紙が相当うれしかったらしく

「お返事書く!!」と一念発起。

ひらがなを書くどころか、ちゃんとひらがなも読めない壮良だが

必死でとりあえず「そら」を練習する。

が、「そ」も「ら」も、壮良にとっては難しいらしく、なかなか上手くかけない。

「もうっ!そらできないよぅ~~~~!!」

と絶望しながらもがんばって何度も練習していた。

そして、結局私が鉛筆で薄く下書きした上に壮良がなぞる、

そしてその周りにカブトムシとかHちゃんとかの絵を描いて

お手紙を大事に大事に幼稚園かばんにしまったのだった。



お手紙

↑必死でお手紙を書く。ハートマークも忘れない。


翌日、壮良はお返事を渡したのだが、Hちゃんはなんと

また壮良にお手紙を書いてきていた。

帰るなり、壮良は

「ママ!そら、おてがみもらったの、Hちゃんから!」

そしてSくんの前で

「そらだけなの。Sくんのはないの。」

とやらしいことを言っていた。

どうもこれまで、Sくんだけお手紙をもらってきていたのが

うらやましかったようだ。

(ちなみにそれを聞いてたSくんはその後ずっとふてくされていた。

この2人はなにかとこの先ライバルになるのかも・・・?!)

「え~、またもらったの?よかったねえ。」

「そらのおへんじが、じょうずだったから?ねえ、そうなの?」

「う~ん、そうなんじゃない?(おそらく同時に渡したはずだけど)」


そして今日、またHちゃんからお手紙が。

なにやらプチ文通が始まっている壮良なのだ。

夫にそのことを話すと

「やったな壮良!!自分のことのようにうれしい」

とマジで喜んでいた。