昔のメンバーの消息
会社に昔いたメンバーの消息を問い合わせる電話があった。
こういう問い合わせって、良いことではない。
聞くと、連絡が取れなくなってしまったのだそうだ。
借金もあるようだ…。
10年位前に会社にいたメンバーなのだが、当時子供が生まれて喜んでいたのを思い出す。
あの時の子も小学生になっているはずだ。
どうしているのだろう…と思う。
何故、退社したのだろう…?
転職した方が収入が増えると思ったのだろうか?
ウチの仕事がつらかったのだろうか?
でも、こうして、こんな問い合わせの連絡が来ることになってしまった…。
実はこの彼にはウチを退社後、偶然会ったことがある。
あるチェーン店で働いていた。
挨拶をされて、ちょっと話したが、元気そうだったし、転職して良かったのかな…と思ったものだ。
それが、こんな連絡がくるようになってしまった。
退社したメンバーが何年かして戻ってくることがある。
今でも何名かのこうした「出戻り」メンバーがいる。
採用面接時に必ず「あの時、何で辞めたの?」と聞く。
それぞれ、辞める時にはそれなりに耐えられないことがあるようだ。
でも、その後の転職先でも更に耐えられないことがあったようだ…。
で、戻ってくる…。
どこへ行こうが、何をやろうが、必ず辛いことは起こるものだ。
耐えられない…と思って、その辛いことから離れてみても、次にはまた別の場所で辛いことが起きるのだ。
「出戻り」するメンバーに対しての批判的な見方もあるが、行方がわからなくなってしまう逃げ方よりはずっと良い。
いなくなってしまった彼は、今どこでどうしているのだろうか?
奥さんや子供さんは大丈夫なのだろうか?
退社希望を申し出るメンバーと話す時は、「最後には自分で決めることだけど、決めた以上はその決断を後悔しないように…」と言う。
いろいろ話して、残るメンバーもいるし、去っていくメンバーもいる。
転職して頑張っているメンバーもたくさんいる。
でも、こんな連絡をもらうと…、いろいろ考えてしまう。