神様は見ている…。 | 『伝説』という会社の社長が書くブログ

神様は見ている…。

この数日、自分の周りではいろいろなことが劇的に動いている。

自分自身の考え方もそうで、大きな意思決定をしようとしている。

今日も午前中は広告会社さん、午後になって研修会社さん、メインバンクさん…といろいろな話をした。

途中で、ミーティングや電話連絡もはさみながら、自分自身の考え方がかたまっていった。


実は昨日の23日はウチの子供の命日だ…。

今、長女の苑美は10歳になるが、苑美が生まれた次の年だったから9年前のことになる。

妻のお腹の中で育ちながら、染色体異常という診断を受け、お腹の中で育っている生命を人工的に奪った日だ…。

自分の中では決して忘れることのないことなのだが、本当にあの時の自分の気持ちをそのまま持ち続けているのだろうか…?

「生きる」ということがいかに大変で、すごいことなのか…。

あの時、この生命を守ることができるなら、どんなことでもする…と思っていた自分の気持ちは、今も忘れず持ち続けているのだろうか?

変なプライドや、保身の気持ちで、本来決断すべきこと、意思決定して行動しないといけないことがズルズルと後送りされているのではないか…?


そんなことを改めて思い、気付いたことがある。


その話を今日メインバンクに話した。

明日、再度本店を訪ねて話すことにする。

ここから、新たな行動が始まる。

いやあ、更に激動になる!


よく言われることだが、日本人は意思が弱く、人に見られていないとすぐに楽な方に流れて行く傾向がある。

これは、日本人に宗教等に対する信仰心がなく、精神的なバックボーンがないからだと言われる。

宗教を重んじる国の人は、自分の行動は神様が見ている…という認識があり、自分で自分を厳しく律することができる。

日本人はこれができない人が多く、自分に甘い…と、よく言われる。


日本人でもスポーツ選手や、芸術家には、そうした意識がある人が多いが、そうした体験をしていない人にとっては、なかなかそんな考え方はできない…。

「野球の神様…」「舞台の神様…」…、そうした「神様が見ている…」という意識がある人は、一人でも、誰が見ているでなくても、努力を続けていく。

それができる人と、できない人…。

できる人の集団を創っていきたい…。


さて、自分はどうなのか?

自分だって、強く意識していないと、自然と楽な方に動こうとする。

問題になりそうなことは避けようとする…。

でも、そこを頑張って乗り越えないといけない。


誰が見ている…ということではないが、…きっと見ているんだ。


あの、9年前に…、病院の手術室で人工的に生命を奪った小さな亡骸を見ながら誓ったこと。

忘れないでいよう…と思ったこと。


それをきっと忘れてしまっていたんだ。


そんなことを思って、改めて心に誓った…。


見ているんだよなぁ、きっと…。