亀田一家について…。
ウチの妻が、亀田大毅選手の謝罪会見ニュースを見て、「ホントかね…?」と言っていた。
頭をまるめて、何もしゃべれない憔悴しきった姿が、本当にそうなのか疑っているのだ。
…ウチの妻は格闘技に興味はなく、試合を見てはいない。
でも、ワイドショー等で繰り返し流される投げ技反則シーンに、試合全部があんな感じだったと思っているのだ。
TV等の取り上げ方は、とにかく反則シーンの連続だ。
確かに反則があって、それは絶対的に問題で、亀田一家のこれまでの言動は悪い!
ただ、試合の取り上げ方は、ちょっとひどいんじゃないか?
自分は高校時代、ボクシングをやっていた訳だが、人と人が殴りあう競技だけに、他のスポーツとは違う精神状態になる。
スポーツでは、決戦を前に「楽しみたい…」というコメントがよくある。
例えば、今日のプロ野球パ・リーグの日本ハム対ロッテ戦を前に、両監督は「野球を楽しんで…」というコメントを出している。
が、格闘技においての試合前はこういう感覚とはちょっと違うのだ。
…少なくとも、自分はそうだった。
で、亀田大毅選手が試合前に「負けたら、切腹…」という発言は、そこまで自分を精神的に追い込んだ…ということと感じていた。
決して、相手をバカにしたり、試合を軽く見て言った言葉ではないと思うのだ。
人間はどんなに強がっていても、本質的には弱いものだと思う。
だから、問題はここまで亀田一家の言動を煽ってきた周りがひどいと思うのだ。
もちろん、反則行為は問題だ!
今回のあの反則はひどい!
でも、試合後のマスコミの取り上げ方は、これはまたひどすぎる!
ワイドショーの全部を見ている訳ではないが、あまり詳しくない人も一緒になって「ひどい!」とか言っているが、こうした取り上げ方こそがひどい!
TVのワイドショーに続き、しばらくは週刊誌がこの話題だろう…。
1ヶ月位は、この話題で「ひどい!ひどい!ひどい!…」となる。
朝青龍→高砂親方→時津風部屋→北の海理事長…と、相撲界が大騒ぎだったが、今度はしばらくボクシング界だろう…。
亀田一家から始まって、いろいろ出てくると思うので、困ったものだ。
不二家問題も、グッドウィル問題も、白い恋人も赤福も…、政治問題だってそうだが、悪いことは悪いことで問題とするのは当たり前なのだが、そこからつながってどんどんエスカレートする取り上げ方は、ホントどうなんだ?…って、思う。
BSEの時もそうだった…。
で、亀田親子は、確かに言動は悪く大問題なのだが、子供の頃から長い期間自分達を鍛え続けてきた訳だ。
これを機に、人間的に成長して頑張って欲しい…と思う。
これを乗り越えて世界チャンピオンになれば、ホント泣けるだろうから…。