給食なし、送迎なし…の幼稚園の感動。
ウチのしゅんすけ、だいすけが無事幼稚園を卒園した。
自分も卒園式に行ってきたが、いろいろ感じることも多かった。
しゅんすけ、だいすけは最初は別の幼稚園に入ったのだが、そこの園長先生が変わったり、園の方針がよくわからなくなったり…ということで、園と保護者の間での混乱が大きくなって、年中さんの春に幼稚園を替わったのだった。
結局、前の幼稚園はなくなってしまったが、子供たちには何の罪も無いのに保護者がドタバタ騒いで、幼稚園が替わったりしてかわいそうだった…と思っている。
替わった幼稚園は市の幼稚園で、自分が出た幼稚園…。
何と、園長先生が自分が幼稚園に入った時に新任で先生として勤務していたということで、当時の自分のことも覚えていてくれてなじみやすかった。
園舎も園庭も当時と変わらなくて、「パパは昔ここでこうした…」なんてことも話せて、子供たちも大きな混乱なく新しい幼稚園に慣れていったように感じた。
その幼稚園もいよいよ卒園…。
卒園式では、一人一人の子供たちが卒園証書をもらって、将来の夢と保護者席の保護者に一言お礼を言う…。
保護者席に座るのはみんなお母さんで、その言葉に一人一人答えていく…という卒園式。
ウチは双子なので、保護者席も二つ…。
必然的に一つには自分が座った。
他のお父さんは皆ビデオを撮っていて、保護者席のお父さんは自分一人だった。
卒園証書をもらった子供たちは、保護者席の自分のお母さんの前で止まって「いつも、○○○をしてくれて、ありがとう…」と言う。
お母さんはそれに答えるのだが、ほとんどのお母さんが泣いてしまっている…。
見ていても胸をうつものがあるのだが、子供たちのお礼を聞いていて気付いたのが、ほぼ全員の子が「お弁当を作ってくれたこと」と、「送り迎えしてくれたこと」にお礼を言っていた。
ウチの子供も、だいすけは「お弁当」で、しゅんすけは「送り迎え」のことを言っていた。
しゅんすけは、自分に対して言ったので「お仕事がお休みの時は、お迎えに来てくれて…」という条件が入ったが、とにかくほぼ全員の子供たちが、「お弁当」と「送り迎え」だった。
この幼稚園は、「毎日お弁当」で、「送迎がない」幼稚園だったのだが、もしこれが「給食」で、「送迎あり」の幼稚園だったら、子供たちは何に対してお礼を言うのだろうか…と思った。
ウチの子供たちが幼稚園を選ぶ時に、いろいろ幼稚園を調べたが、今は「給食」「送迎あり」は当たり前のような感じだった。
中にはこれがない幼稚園は選ばない方もいるだろうと思う。
自分も「給食」と「送迎あり」の幼稚園の方が世話がなくて良いと思っていた。
…でも、子供たちはこの「お弁当」と「送り迎え」に全員がお礼を言っているのだ。
その言葉を聞いて、ほとんどのお母さんが涙を流している…。
園長先生が「子供たちの心の中に、きっと残ること…」と言っていたが、ホントそうなのかも…と思った。
お母さん方は、毎日手をつないで幼稚園の門をくぐって、毎日早起きしてお弁当を作って…、そんな大変な思いが子供たちが幼稚園の最後に「ありがとう…」と言ってくれることで、涙、涙…になってしまう。
「給食なし」「送迎なし」の幼稚園には、そこならではの感動がある…。