二十歳という若さで逝ってしまった君へ…
むらかみ…
君の葬儀に参列して、君の写真を見て、いろいろなことを思い出した…。
『すし伝説前橋岩神店』は、最初とても苦しい営業状態で、業態転換かまたは撤退まで考えていた時期があった。
そんな頃、アルバイトとして入社してきたのが16歳の君だった…。
全メンバーを集めて、集合教育を行い、一人一人に考えていることを聞いた…。
これで皆が頑張る雰囲気が作れなければ、撤退しよう…とまで考えていた。
その集合教育の中で、君の言った一言…。
「お願いした時に、ちゃんと返事をしてくれないと自分もムカつくし、ちゃんと返事をした方が良いと思う…」
16歳の君が、先輩メンバーに向けて言ったこの一言が、『すし伝説』の本当のスタートの瞬間だった…と、今でも思っています。
この発言をきっかけに、メンバー皆の意見がどんどん出てきて、そこからいろいろなことが動いていったのが『すし伝説』なのです…。
そして、『渋川入沢店』オープンの時には社員として戻ってきて、朝早くから深夜まで…、あのオープンのドタバタをしっかり支えてくれた…。
去年の夏、自分のブログで君のことを紹介 したら…、
「社長、ブログで俺のこと紹介してくれてありがとうございます…」とニコニコと言っていた君の笑顔が、つい昨日のことのようです。
その後、突然退社した君は、最後の給料を取りに来なかった…。
会社から何度も連絡したけど、取りに来ない…ということで、君が辞め方を気にして取りに来れないということはわかっていたし、自分はまたいつか戻ってくるだろう…と信じて、そのまま預っておくように…と言って、会社で預っていた。
葬儀の後、その預っていた給料袋をお父さんお母さんにお渡しした…。
お父さんもお母さんも、ただただ…涙だった。
自分も君のことを話す言葉が続かなかった。
二十歳…。
自分の半分しか生きてない君の葬儀に出るなんて…。
退社した後、病気で入院した…という話を聞いても、まさかこんなことになるなんて思ってなかった。
棺で眠る君の顔を見た…。
君の顔の横に『すし伝説』の商品が入っているのを見て、すぐに全部がぼやけて何も見えなくなってしまった…。
今日は君と仲の良かった『すし伝説』メンバーが遠くから来てくれていた…。
そんな懐かしい姿を見て、胸が詰まった…。
君との別れに遠くから駆けつけて…。
「人」の一生は、「人」と「人」との出会いと別れの繰り返し…。
多くの出会いがあれば、多くの別れがある…。
「死」とは、その究極の別れ…。
むらかみ…、
君は『すし伝説』がある限り、その「始まり」を創ったメンバーなんだ…。
『すし伝説』という『伝説』の最初のページには、ずっと君が登場しているんだ…。
どうか、この『伝説』のこれからを見守っていて欲しい…。


