突然幼なじみから電話があった。
色々あって数年前から情緒不安定なのだが、
今日は特に錯乱していて「死にたい」と言いだした。
その言葉は今回が初めてではないが、やっぱりショックだ。
僕だってネガティブな人間だから、あまり人の相談に乗るのは得意じゃない。
だけど、やっぱり止めたいから真剣に話をしてみる。
聞いてみると、彼の言ってる事はすごくよく分かる。
というか、毎日僕が考えてる事そのもの。
だけど何故同じ想いを抱えてるのに彼だけが死にたがるのだろう。
その点を重点的に話し合って、僕のネガティブさも存分に語った。
その事で少し気が楽になったのか、だいぶ落ち着いたようだ。
最後に自分の事は棚に上げて、「もっと気楽で良いんじゃない?」と言ってやった。
だけど、悔しい。
僕は親しい人にはハッキリ意見を言いたいし言われたい性格だけど、今日はハッキリ言えなかった。
僕の意見が正解だなんて思ってないけど、彼の意見は絶対に間違ってる!
それでも迂闊な一言でますます彼を傷つけてしまうのが怖かった。
黙って彼の言う事を聞いてやるのが優しさなのか、ハッキリ言うのが優しさなのか?
いや、どっちでも良いんだ。
とにかくアイツは生き延びてくれたわけだから、
明日からまた悩みながらも生きてくれるだろう。
一つだけ。
そんな状況で僕を頼ってくれたのは、不謹慎だけど嬉しかったよ。
ネガティブさなら負けないから、辛くなったらいつでも連絡してこい。