ネガティブ・ポジティマー

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愛は強イ。愛は負けナイ。百人のくいーんしるびあにも負けナイ。

【あらすじ】
血の能力や純度によって階級が決まる、巻き貝型の都市国家ライコス。
主人公ロイス・リロイスは稀少種で純度の高い血の持ち主でありながら、最下層で行方不明の娘を探す傍ら、探索者を営んでいた。
ある日、ロイスの元に一組の夫婦が息子を探す依頼を持って来る。しかし、二人は本当の夫婦ではなく、国家の軍人だった。
探している子どもは、シルヴィア女王20番目の子であるルーク王子。
最も希少で純度の高い血を持つ王家一人である彼が、血の能力を持たない廃血種に拐われたという。
ルーク王子の居場所を探すうちに、ロイスは国家の陰謀へと足を踏み入れることとなる。

スチーム・パンクな世界で繰り広げられる、吸血鬼の冒険物語。


【感想】
血の能力とか純度とか階級とか、結構複雑な設定なのに、すんなり頭に入って来た。
それだけ創り込まれた世界観だからこそ、ブレがなくて、巻き起こる出来事に集中出来た。
文中に「吸血鬼」とは一言も出て来ないから、吸血鬼の話だとは気付かなくて、普通に異能力の話だと思ってた。
読み終わってから、他の方の感想読んでようやく「あぁ!だから血が大事なのか!」ってわかった。
そりゃ吸血鬼ばっかりの世界だったら、わざわざ自分を吸血鬼とは言わずに、人間と称すわね。そこも秀逸。

国家の陰謀が絡むと、どうしても重く暗い部分があるんだけど、その分登場人物の人柄に救われる。
自分が正しいって思うことをやる!
って人たちばっかだ。
男の方の軍人のヴィンスは、素直で優しくて、人のことが大好きなんだなぁ、この人が一番好きだなぁって思ってたんだけど、最後にとても意味深な文と共にフェードアウトした…。

架空の霊長類モーテルのシシィが信じられないぐらい慈愛に満ちていて、この記事冒頭のセリフを読む頃には視界が滲む。

登場人物同士の心理的関係性がそれぞれ違ってるのもリアリティあるし、その関係に到るまでの過程がまた良い!

6月に買ってすぐ読み、続編の発売が待ち遠しかった作品。
続編も読んだので、また別の記事で。
2016.6.14 13時 B列19番

話してよ。どんなことでも。

乙女ゲーム原作の2.5次元舞台。
「黒き猫」はフランス語読みして「シャノワール」。
この舞台観るために、中古のPSPと新品ソフトを買ったのです(笑)
ゲームの感想はコチラ↓↓
http://s.ameblo.jp/negative-positimer/entry-12155279690.html

【あらすじ】
奇術師チャーリーのマジックによって、明治時代にタイムスリップした現代の女子高生・綾月芽衣。
なぜか現代の記憶を失い、明治時代の様々な歴史上の偉人たちと出会い、やがて画家の菱田春草と恋に落ちる。
展覧会間近に、描き掛けの春草の絵から抜け出した化けの神・黒猫を見付けて、絵の中へ戻そうと張り切る芽衣だが、現代への未練も捨て切れず、チャーリーと約束した一ヶ月後の満月の夜が刻一刻と迫る。
黒猫は無事元の絵に戻るのか?そして空に赤い満月が昇る時、芽衣が選んだ運命は……。

【感想】
基本的に春草ルート。
でも鏡花ルートのイベントが入ったり、一瞬音二郎ルートの話も出たり、最終的にチャーリールートのネタバレもあった。
アンサンブルなしで、物怪とか全部仮面付けたキャストが演じてて、全員ほぼ出ずっぱり。
個人的に芽衣ちゃんの家の骨董品の付喪神
の演出に感動。
ド頭では付喪神ということは伏せといて、エンディングで再現してわかる演出がニクい。
…ゲームファンはド頭の時点で気付いてニヤリと出来るし、ニクい!(笑)
ブログの最初に書いたのは、ゲームの時から好きだった骨董付喪神のセリフ。
舞台でも言われて嬉しかったー♪

一度バッドエンドに入って「え?え?これ乙女ゲームだよね?」って不安になるけど、最後はハッピーエンドで「やはりこうでなくては!」って思わせてくれるのが最高☆
舞台オリジナルエンド。

とにかく芽衣ちゃんが頑張り屋さんで、真っ直ぐで、抱き締めたくなる。
ゲームの時も好きだったけど、2.5次元の芽衣ちゃんも好きだー。
春草さんに向かって「貴方が好きです!」って悲痛に叫ぶのも、現代に帰って「私は人より少し出会いが多いだけ」って物怪が見える魂依体質なのを昔「気持ち悪い」って言われたのを乗り越えようとする所も、健気でもらい泣きしそうだった。
あと、歌とダンスがめっちゃ巧い!

チャーリーの芽衣ちゃんを大事にしている感が最初から一貫してて「笑ってよ」って言う度に、
アンタも芽衣ちゃん好きな癖にぃぃぃ!
自分じゃ芽衣ちゃんを幸せに出来ないから、魂依が受け入れられてる明治時代で、誰かと結ばれるように…とか思ってる感じがもおぉぉぉう‼
泣きそう。
もし、まためいげきやるとしたら、一足飛びにチャーリールート観たいと思ってしまった(笑)

八雲さんと鴎外さんは物腰というか、動きが原作通りだし、藤田さんと春草は声が時々ゲームと全く同じに聴こえるし、音二郎さんはビジュアルが2次元から飛び出して来た感じだし、鏡花ちゃんは潔癖症な所とか犬を怖がる姿が声も仕草もソックリでな!
頑張って原作全クリしといて良かった☆(笑)

あと、Vita移植版に追加される桃介についても鴎外さんのセリフで触れてて、フォローが細かい、凄い。

白雪は歌もダンスも華麗で、圧巻。
私の好きな白雪のセリフ「ええ、煩いな、お前たち」「お退き、お退き」「恋しい人とと分かれている時、うたを唄えば紛れる
ものかえ」とかは残念ながらカット。

春草が目を患ってるのに病院に行かない理由(恐怖や不安)を書き留めた手記を鴎外さんが見つけるのも、グッと来た。
春草の気持ちを鴎外さんが歌い上げるのが、二人の関係性を現してて沁みる。

歌もゲームのセリフを混ぜた歌詞の物もあって、本当に原作の世界を大事に作ってるんだなぁと感じた。
個人的に「なんて素晴らしいんだ」と「帰ってあげて」が好き。

余談だけど、物展で春草が絵の解説する場面の音奴のシルエットがめっちゃ艶やかだった。
実物も綺麗だけど、影だとより色っぽい。

後アナウンスで、チャーリーが「君がこの時代にいることには意味があると思うよ」っていうのは、現代に生まれた意味ってことなんだろうなぁ…頑張って生きよう!

【日替り】
・前アナウンス
音二郎&鏡花

・牛鍋いろは
八雲 vs 藤田:あっち向いてホイ3本勝負
勝者:藤田
罰ゲーム:ミルクセーキ茶漬け

・藤田を尾行する八雲
動物の鳴き声:猿

・ダブルカーテンコール挨拶
藤田
5月7日(土)17時 Redチーム(千秋楽)
3階5列51番

こちらグランドホテル、ご用件は?

【あらすじ】
・妻が難産中のフロントマン
・不治の病に犯された会計士
・医者
・ハリウッド女優を夢見るタイピスト
・没落貴族の男爵と取り立て屋
・引退を控えたバレリーナと付き人
・経営不振に陥った社長とその弁護士
・ひっそりと忍び寄る死

1928年のベルリン。
高級ホテルである「グランドホテル」。
様々な事情を抱えた人々が行き交い、時に関わり合い、去って行く。

【感想】
出て来る人全員が主役だった。
一番自分に近しい存在はフロントのエリックだと思う。今すぐ妻の元に行きたいけど、仕事を抜けられないあの感じ。
打算的で夢見勝ちなフレムシェンはタイプじゃないけど、幸せになって欲しいと思った。

高級ホテルに宿泊しているのに、金に逼迫している客。
高級ホテルに勤めているのに、賃金の安い従業員。
どっちもが、「ここは地獄」と歌うのが印象的で、隣の芝生の青さを感じた。
格式高いミュージカルを格式高い会場で観るのに、一番安いランクのチケットを買う私も漏れなく貧乏人。

アンサンブルのホテルスタッフにこそ目が行ってしまって、それだけカンパニー全体の息が合っているんだと感じた。
個人的にジミーズの初登場の歌(「彼女はきっと恋してる」で合ってるだろうか?)とダンスが好き。

メインとバックコーラスの歌はバトルを観ているようで、でも調和が取れていて一瞬も気を抜けない。

社長が経営難を嘆いて幼少期に見たカラスにの記憶向かって皮肉げに一人歌い、株主が社長を責め立てる歌では
電報はまだか!カー~♪
ってカラスの鳴き声が入ってて、カラスは社長の苦しみの象徴だった。

オットーとフレムシェンのダンスは最初がぎこちなく、徐々にスマートになっていくのが可愛らしかった。

グルシンツカヤのフロントへの内線の演出が「これぞ舞台!」という演出で、エリックの困惑気味の呼び掛けが凄く良かった。

楽しいダンスの場面にこっそり忍び混んでる不吉な死。死の暗示の相手についてミスリードさせる演出が巧みだった。

男爵のシガレットケースが繋ぐ新たな生が、物語中一番の希望だと思った。

とりとめのない感想だけど、人生を主観的に見るか、客観的に見るか、生きるならどんな風に?
と考え考え観るのが楽しかった。