人嫌いのため、当然ながら友人は殆どいない。皆無といってもいい。

休日は妻と買い物に出かけたり、スポーツクラブに行く。それ以外は疲労を少しでも回復させるため、家でゴロゴロ過ごす。

仕事がたまっている時は、資料の作成や知識のキャッチアップに追われることもある。


それ以外は大抵動画サイトでバラエティを見ている。笑うことで少しでも自分を盛り上げようとしている。


とにかく休日は人と会うことがない。

なんてつまらない休日の過ごし方だ。


様々な本に書いてあるように、人が嫌いなのは自分が嫌いだからだ。

劣等感の塊故に、他人の芝が限りなく青く見える。卑屈な自分に嫌気がさし、人との関わり合いを避けるようになる。


自分を好きになる、認めるというのは大変難しい。昔から自身の評価を低く見積もる癖が抜けない。

何においても自信を持つことができない。詳しくは後述するが、子供の頃の記憶がトラウマになっていることはほぼ間違いない。


この年になってもこの呪縛から逃れることができない。

自分を認めることは本当に難しい。社会に出れば、否応なく熾烈な競争に晒されるからだ。

自分の位置を相対で測る環境に置かれ、日々比較を強いられる。


子供の頃のトラウマ、そして置かれている環境。自分を嫌う材料がゲップが出るほど大量に転がっている。


何をすればこの状況から脱することができるのか、手探りが続いている。

プロジェクトマネージャ職を選んだ理由、これは全く自分の選択によるもの。

人嫌い、社会との関わりを極力持ちたくないと思いつつ、このままでは社会から抹殺されてしまうという

危機感があった。

当然、人嫌いという性格を直したいという気持ちも強かった。


考えた結果、あえて自分が最も苦手とする管理者の道を歩んでみようと思った。

このような環境に身を置くことにより、言わばショック療法のような形で自分の性格を矯正したかった。


大学卒業後、大手のITベンダに入社し、プログラマーからスタートしたが、キャリアを積むにつれ、このまま技術者として生きていくか、管理者の道を進むか選択を迫られた。

その時に上記の理由により、管理者の道を選んだ。


自分の選択だけに後悔は全くしていない。のたうちまわるような苦しい道が待っていることも当然予想できた。


初めてプロジェクトマネージャを任されてから、もう9年目になる。

未だ苦しい日々は続いている・・・