新丸ビル5階にはミシュランで☆がついたフランス・レストラン
や神戸から鳴りもの入りで東京に出店したフランス・レストラン
があるが、ややカジュアルに間口を広く開いているのが、青山のランス・ヤナギダテがプロデュースしたビストロLe Remois
である。
一応、フランス料理店ということもあり、予約を入れて訪れる客が多いようだが、フリで11時20分とやや早めに訪れたら、店内にはだれもおらず、ちょっとびっくりした。
ランチでも前菜、メインを選ぶ、プリフィックスのコースも用意されているが、人気があるのは日替りの1,800円のセットだ。この日の前菜は、栗の冷製ポタージュかサラミのサラダを選択。どちらも、それなりのポーションがあり、値段を考えれば(もちろん新丸ビル内という特殊事情を勘案した上だが)立派なものだ。パンは全粒粉のような味わいで、暖めてサーブされるが、お替りは持ってこなかった。
メインは羊のローストで、きのことジャガイモの付け合せ。別の容器でチーズ味のリゾットも饗された。 羊の火入れは適切。味付けも適当だが、YANAGIDATE系のせいか、ビストロ料理の塩がややしっかり振られた味付けで、ワインが欲しくなった。
最後にはコーヒーか紅茶の飲み物が付く。さすがに、行列ができているような店ではないので、ゆっくりと食後のコーヒーを味わうことができる。
サービスチャージをとらないので、ワインなどを頼まなければ1,890円で会計は完了する。決して安価なランチではないが、新丸ビルの物価水準を考えれば、それなりの価格で満足できる昼食を食べることができる数少ない店のひとつだろう。
Le Remois
千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル5F
03-5224-8771