新丸ビルや丸ビルでランチを1,000円以内に収めようとする場合、レストランではよほど安価な店でないと難しい。しかし、どちらのビルもフードコート類が充実しているので、お弁当をテイクアウトするならば、レストランに比べて安価にランチをいただくことができる。待ち時間がなければ、短い昼休みも有効活用できる。 丸ビルの地下1階にある食物販催事コーナー「ラ・カルトキッチン」では、月換わりで人気のレストランがランチ・ボックスを販売している。9月中は六本木のタイ料理店「ジャスミン・タイ」が担当。 本日は、5～6種類あるお弁当の中から定番料理である「鶏肉のグリーンカレー（ゲーンキョワーン）」を選択。お値段は700円と、とてもリーズナブルだ。お店ではタイ人のマダムが現地さながらに「コップンカー」と笑顔で対応してくれ、タイ気分が盛り上がる。
お手ごろ価格ではあるが、味もボリュームもしっかりしていた。グリーンカレーの常道で、まずはココナツミルクの甘みが口の中に広がるが、すぐに本格的な辛味が口腔を刺激する。お米はきちんとタイ米を使用しており、スパイシーなカレーとよくマッチしている。具材は鶏肉、茄子、タケノコが中心であったが量、質ともにまずまず。お弁当のカレーにしてはかなりの辛口だが、ご飯は確かに進む。仕事が忙しくて、ゆっくりランチを取れない場合でも、本格的なエスニックが味わえるのはうれしい。
ジャスミンタイが味わえるのもあと1日のみであるが、来月（10月2日から）は、10円カレーで有名な「日比谷松本楼」が担当する予定とか。
・ラ・カルトキッチン 丸ビル地下1階 (03-3218-6444)