2024/05/30(木)     天候 : 晴れ時々曇り

 

 

コース : 美濃戸-北沢-赤岳鉱泉-赤岩の頭-硫黄岳-硫黄岳山荘-台座ノ頭-横岳-三叉峰-地蔵の頭-地蔵尾根-行者小屋-南沢-美濃戸

 

6:15出発  16:00帰着  9時間45分

 

 

 梅雨入り前は八ヶ岳。毎年の恒例が昨年途切れてしまいましたが、ツクモグサと布袋ランをメインとして山野草を愛でる定番コース。今年は戻ってきましたよ。八ヶ岳ホームグランド化計画の再始動です。

 

 

 今年のお花は総じて早めらしい。ヤマレコで5/10頃の記録にツクモグサの開花が載っていましたからね。先々週に守屋山から眺めて、積雪が皆無で夏山の様に見えた八ヶ岳ですから。少し急いだほうが良さげだね。

 

 

 3時起床で中央道を小淵沢インターまで。美濃戸口からの悪路はジムニーちゃんを四駆に切り替え美濃戸まで。何度も歩いたコースは北沢を林道歩きから。クリンソウが一輪咲いてお出迎え。今日のお花パラダイスを予感です。

 

 

 赤岳鉱泉で小休止を終えて硫黄岳へ向かい始めると、直ぐにイワカガミちゃんとの遭遇、嬉しいですね。今の時季にこの場所のイワカガミが咲いているとは、今年はホントにお花が早いぞ。

 

 

 ”赤岩の頭”を通過して標高2,500m程。森林限界を越えて、半年ぶりに履いた高山用の登山靴がグリップします。硫黄岳の山頂下でキバナシャクナゲに迎えられて、珍しく風が穏やかな硫黄岳でも小休止。ここまで3時間半の行程だから、まだまだ歩ける自分がとても嬉しいね。

 

 

 硫黄岳から”地蔵の頭”まではお花見縦走路。赤岳のピークハントには興味を示さない私ですから、カワイ子ちゃんたちの撮影会がメインの緩やか道中。結果、3時間も要してしまいましたが、正にそこはパラダイスロード。オヤマノエンドウから始まりミヤマキンバイにハクサンイチゲ。三叉峰を越えると、もちろんですがツクモグサも。日当たりの良い場所にはイワカガミも。まだ5月だよ、稜線上にもう咲くの?イワカガミちゃん。そしてびっくり、チョウノスケソウも咲いてるよ。

 

 

 今日の記録にはお花ちゃんの写真をたくさん載せました。風景写真を挟んで稜線上のものと、そうでないもの。お楽しみいただければ嬉しいです。お花の名前が間違っていた場合はお許しくださいね。所詮は素人のお遊びですから(笑)。

 

 

 ”地蔵の頭”から下って行者小屋までは神経を使うザレた急路。そして行者小屋からは、毎度毎度で長さばかりを感じる、疲れた身体に優しくない行程です。でもね、その最後の最後には布袋ランが待っているし、中途の沢沿いにはイワカガミの群生地もあるしね。

 

 

 イワカガミは咲き始めだけどイイ感じ。やっぱりフレッシュ感は大事だよ。そして、9時間越えの今日の最終は布袋ラン。凄く希少なものと聞いているからか、とてもありがたみを感じます。もちろん、ガッチリ保護されてはいるけれど、数が随分と増えたように感じるのは私だけかな?。何れにしても良いことです。そんな撮影会を終えると駐車場まで十数分。しっかり歩いてヘロヘロになった2年ぶりの定番コースとなりました。