CT検査の結果説明も直ぐに呼ばれました。

救急担当医より、
「頭蓋骨、脳内、頚椎共に異常は見つかりませんでした。」
その言葉に、え?と声を出してしまいました。
その時、急外担当医に、「ちゃんと最後まで話を聞いてください!」と怒鳴られました。
私が勝手に脳疾患だと思っていた事に、その医師も気づいていたようです。
話は続き、「全身の臓器にも異常は見られません。血液検査も異常がなかったです。」
そして、その医師は、
「おそらく、心臓での致死性不整脈だったのではないかと思います。」とおっしゃっていました。

心臓…?うそ?心臓悪かったの?
その時は、また、なんで?うそ?心臓?
頭がついて行かなくてぼーぜんとしていたと思います。

そして、医師より「基礎疾患もなく、通院歴もなく、自宅でこのようになった場合は警察に連絡する義務があります。ご了承ください」
と。

しばらくして、また医師が解剖を希望しますか?
と…
何も考えられなかったけど、痛いことが嫌いな長男に、また痛い思いさせたくないと思い、希望しませんと答えました。

その後、別室に長男は移動し、警察の方々が3、4人来られ、長男の身体を調べていきました。
私達も、いろいろきかれましたが、記憶が曖昧です。自宅にも伺いますと。
その間は、長男は一度警察署へ行くと言われました。
言われるがまま、早く長男を返して欲しいと伝えました。

しかし、その後、やはり警察としては、死因を確定したい?のか、行政解剖の承諾願いを提示してきました。
嫌だと言っても、警察の方は何度も何度も承諾を得に行きます。との返事ばかり。
その間は長男をかえすことはできないとまで言ってきました。
そんな話聞いたことないと、知人の医師たちは言いましたが、警察は1歩も引きませんでした。

その日は、悩んで悩んで寝れなかったです。