悪性脳腫瘍グレード三

余命2〜5年と言われて術後2年半がたつ


2年休職して3月から復職

看護師フルタイム

1年はリハビリ期間で有給なし、残業なし(来年の3月末まで)


実際は残業はすることもあるが条件が残業なしのため残業代はもらえない


今のところ無遅刻無欠勤

誰よりも働いてる


現場は結構大きいところなので忙しい

そして今はスタッフ不足


今日院長(私の病気を最初に診断してくれた方)と久々に会えた。あの頃はまだ、院長じゃなかったけど私の休職中も復帰後も廊下で会えば話しかけてくれる。

心強い。


でも今日は、少し深かった。

余命については、ここまでこれてるんだからそんな未来がないなんて言わないでまだまだだよ、自分達だって明日どうなるかわからないから、そこはみんな一緒だよ。

私が同じ職場の上司とあまりうまく行ってないこと話したら、あの人はあの人で心配してくれてるし、悩んだりしてるんだよ。病気だからって特別扱いしたらみんなが可哀想な目で見たらとか思ってあえて特別扱いするんじゃなくて厳しいかもしれないけどみんなと同じことやってもらってるんだよ、って。


そして、室長の先生は普段クールで全然話しかけてこないけど、有給のない私を心配して院長に有給なんとかしてあげれないかって相談してくれたことを聞いた。それはとても嬉しかった。大きな病院で福利厚生しっかりしてりさるからこそ、実現はしないけど私の見えないところで上にかけあってくれたことが心底嬉しかった。


そして、次に現実に実感した言葉。

正直ずっと、ここで頑張ってくれてるうちのスタッフだからこの病気でも復職を受け入れた。本来ならこの病気で、患者に関わることは万が一の時患者をリスクに合わせる可能性もあるから、他の医者では今のあなたの状態ではどこも雇ってはくれないよ。と事実を言われた。

やっぱりそうなのか、、


改めて実感した。


悪性脳腫瘍になったことで私の世界が狭くなったことは確実だった。複雑、少し悲しい。

でもやるだけやる。