風と飛行機のカンケイ… | 岡村さんの碁盤目状>^_^<

風と飛行機のカンケイ…

こんにちわニコニコ 今日テレビの天気予報を見ていたら、明日14日は西日本を中心に大荒れになる天気だそう。←しかもしかもっ、明日、春一番の可能性が…ってゆってた驚き

そもそも春一番とは立春からの観測された強風のコトで、東京の場合には風速が8m以上らしい。←ネモミさんがゆってた。。。 そのような強風で一番影響を受ける交通機関はまぎれもなく飛行機なんだケド、そもそも飛行機とは、翼の上下に安定した気流が発生するコトで、その揚力を利用して飛んでいるワケです。旅客機にはジェットエンジン等の推力を発生させるものがありますが、それは翼に安定した気流を発生させるものに過ぎず、飛行機はジェットエンジンで飛んでいるのではなく、翼の揚力によって飛行しているのデス。←その証拠にグライダー等はプロペラ及びジェットエンジンは無い...

飛行機は、離陸・着陸は必ず向かい風になる方向の滑走路で行ないマス★ その理由は、離陸において少しでも飛行機が滑走を始める前に、翼に気流の流れがあったほうが良いし、それが滑走距離の短縮に繋がるのデス(^^)→例えば、200km/hで離陸できる飛行機が4m/s(14.4km/h)の向かい風を受けた状態と、そうでない状態で滑走を始めるのでは、滑走距離が大きく異なる。また逆に、着陸では着陸速度180km/hの飛行機が4m/s(14.4km/h)の向かい風を受けた状態で着陸するならば、着陸時の機体自体速度は165.6km/hで良い。となるかお 他にも飛行機自体にはいろんな力学的作用が働いているので、一概には言えませんが、簡単に言えば、こうなるのデス。

それでは、ここまでワケのわからないコトを永遠と語ってましたが、(笑) 要は、飛行機とは、正面からの強風には強い構造になってますが、横からの強風にはメチャメチャに弱いということデス。 それは、横風が強いと離着陸時のような速度が遅いときに翼に安定した気流の流れができにくくなり、結果飛行機の揺れに繋がるのデス。そのようなコトになったら、飛行機運行に大切な経済性・安全性・快適性が大きく損なわれるために、出発空港と到着空港の天候調査で、運行ができないと判断された時には欠航便が出るのです。

天気が悪かったりや視界が悪いときは??というと、大抵はそこまで問題視されません。日本の主要飛行場(第1種・2種及び第3種の一部)には、ILSと呼ばれる滑走路の正確な位置・距離・最適な進入高度がわかる装置が整備されていマス。しかも、釧路・成田・熊本の空港とA300-600R等一部の旅客機には、飛行機が地面に着くまで、全ての着陸工程を自動で操縦できる精密進入装置なるものが整備されています。→釧路・成田・熊本空港は濃霧が発生しやすい空港で、こういった装置がある。飛行機

ここでも、視界の悪さは機械で克服できるケド、風はどうしようもなく、飛行機運行に与える影響が大きいというコトがわかるのです。

明日は、航空交通が大きく乱れるといった情報はないのですが、いづれにせよ、安全第一でお願いしますm(_ _)m おしまい。