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Two steps forward, one step back.

タイトルが暗い笑

急に冷え込んだので思い出した、漫画「じゃりん子チエ」の不幸の順番のお話

小さい頃にアニメ好きの従兄弟の家で読んだ漫画です。
舞台は昭和50年代頃の大阪。

主人公チエちゃんは小学生で大阪の下町に住んでいます。
ある寒い冬の日、チエちゃんはおばあはん(祖母)と屋台のラーメンを食べに行きました。
その日イヤなことがあったチエちゃんは大好きなラーメンが喉を通りません。

その時のお話(会話はうろ覚えです)





真顔チエちゃん 「うちは不幸や」

ニコおばあはん 「自分は不幸や思うとメシもまずうなるで。メシ食べんとモノ考えるとロクな考えが浮かばへん。ノイローゼっちゅうものになりますのや」

ドキッとする屋台のおっちゃんアセアセ
おっちゃんはチエちゃん達が来る直前「ワシは不幸や。何もええことの無い人生や」と人生に絶望していました。

ニコおばあはん 「メシ食べると体が温まりますやろ。メシ食べんとどうなる・・・ひもじい、寒い、となる・・・」

ドキドキしながら黙って話を聞くチエちゃんとおっちゃん真顔アセアセ

ニコおばあはん 「ええか。
ひもじい、寒い、もう死にたい。
この順番で不幸はやって来ますのや


真顔チエちゃん 「怖いこと言わんといて、おばあはん」

ニコおばあはん 「怖かったら食べなはれ」

凝視チエちゃん 「・・・うち、食べるわ!」

ぐすんおっちゃん (ワシは間違っていた。こんな寒い場所でこんな薄着で人のためにラーメン作って自分は食べんと、何をしているんや。ひもじい、寒い、もう死にたい。ワシの事やないか)

ウシシおっちゃん 「お客さん!ラーメンもう一杯どうだす?ワシのおごりや!ワシも温かいラーメン食べるし温かい服も買うてくるわ!」

チエちゃんもおっちゃんも、不幸を振り払って明るい未来へ進むために温かいラーメンを食べるのでした。





かなりうろ覚え、かつ、怪しい関西弁ですが笑
すごい良いエピソードなので子どもだった私にも響きました。

私も気分が落ち込んだ日には美味しいものを食べるようにしています。

胃潰瘍になった時はさすがに食べられませんでしたが、ケーキ屋さんやパン屋さんなど、通りすがりで美味しい甘い匂いに癒されました。

おっとお昼だ。
今日は何食べよう。