今回は今まで私にとって「買ってよかった【補助対象】」と思うものをご紹介します。
このお話をする前に皆さん介護用品ってレンタルできるって知ってますか?
そして対象年齢や条件があります。
それについてはまたの機会にお話しします。
私は条件を満たしていないので購入になります。
①コミュニケーションツール(miyasuku)
私は症状が進むと言葉、筆談などでコミュニケーションがとりにくくなります。
しかし目は比較的最後まで機能するらしいので、その機能を最大限いかせるツールとしてパソコンを用いた視線入力でのコミュニケーションは非常に重宝します。
パソコンを使わない方法もあります。
・自分と介護者の間に50音や数字などが書かれた透明のプレートを置き、視線で文字を拾う方法
・音声スキャンといって介護者が読み上げる50音に反応を示し、文字を拾う方法
・使用頻度が高い言葉をあらかじめ羅列しておき、介護者に要望を伝える方法
など、皆さん色々工夫されています。
しかしこれらの方法は長文には向かなかったり、介護者のスキルが必要だったり、何より双方の相性も必要になります。
それに比べてパソコンによるコミュニケーションツールは、自分が努力すれば操作性や長文作成も軽くこなせるようになります。
もちろん良い事ばかりではありません。
目を酷使するため私の病気にとっては悪い部分もあります。
私の場合あまり酷使しすぎると進行を速めるといわれています。
でも一方で使わないと衰えてしまいます。
難しい~!
使いすぎはダメ、でも使わなすぎもダメ。
私はそんな加減ができないので使えるうちは最大限使うようにしています。
私は日中はパソコン、夜中は音声スキャンの合わせ技でコミュニケーションをとっています。日中でも不測の事態を考慮して音声スキャンを使い、スタッフの皆さんにもやり方を覚えてもらうようにしています。
➁スライドボード、スライドシート
これらは何かに移乗したり、ベッド上で体を引き上げたりする際に体の下に敷くものです。ボードの多くは長い板に布をくるんだような構造になっています。
ボードにかぶせた布の上をすべらすことで力がない人でも体を動かすことができます。
キャタピラみたいな感じです。
私はいくつかボードを試しましたが、ほぼ長い板を二つ折りにできるものでした。
板の材質もゴム製や硬いものまで、厚みも様々。
いくつか実際に使い自分にしっくりきたのは、ラックヘルスケア㈱のフレックスボードでした。
材質は堅めですが、アコーディオンみたいに折れる箇所が複数あり、かなりフィットしました。折り目がいくつもあることで材質の硬さもそれほど気になりませんでした。
シートは最悪45Lのゴミ袋やレジ袋の底の部分をカットすれば代用できます。
購入すると高いですよね。私も初めは袋を使っていました。
しかし、袋によって滑り具合が違ったり、大きさが合わなかったりなどあり、結局購入しました。
➂無線呼び鈴
私は日中にパソコンを用いておりパソコンにもアラーム機能がありますが、不具合がありパソコンがフリーズしたり、そもそもパソコンを使用できない場合(外出先、就寝時など)では呼び出しができません。
そんな時に呼ぶ方法として、私はパシフィックサプライ㈱のピエゾニックニューマティックセンサースイッチ PPSスイッチを使っています。これについては私自身が色々試したわけではなく、紹介されたものを購入しました。なのでこれ以上に良いものがあるかもしれません。
この機器は圧電素子と空圧の二種類のセンサーを選べるタイプになります
それぞれのタイプを軽く説明します。
・圧電素子:センサーがゆがみやひずみを検知して呼び鈴を鳴らすタイプです。
・空 圧:エアバックの空気を検知して呼び鈴を鳴らすタイプです。
これは感度や誤作動防止機能もあります。
感度は信号出力が弱くても検知されるように調整するものです。
誤作動防止はある秒数の間に指定回数の信号を送れば鳴るように調整するものです。その秒数や信号数も指定できます。ちなみに私は2秒間で2回動かすと音がなります。
今回紹介したのは条件を満たせば補助ありで購入できます。
①のソフトはいくつかありますので自分に合ったものを選んでください。私は代理店に試させてもらって決めました。
ほかにも可動式リフトなどもありますが、私は呼吸器を載せる直前までできるだけ歩くようにしていたためあまり使用頻度が高くなく必要性を感じなかったのでランクインしませんでした。
人によって何を重視するのかなどの違いもあるので、参考にしてもらえるとありがたいです。