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「君が君で君だ」を観ました。



愛する女性が憧れる人になりきり、自分の名前すら捨て去って10年間にわたり彼女を見守り続けた3人の男たちの愛の行方を、疾走感あふれる映像で描き出す。
尾崎豊になりきる男を池松壮亮、ブラッド・ピットになりきる男を満島真之介、坂本龍馬になりきる男を大倉孝二がそれぞれ演じ、「息もできない」の韓国人女優キム・コッピがヒロイン役を務める。
(映画.comより引用)








韓国人女性に恋をする3人の男性が、それぞれの人生も名前も捨て、一致団結して彼女を守る国を築く(というのは名ばかりのストーカーをする)狂った愛の話で非常にシュールですが、考えさせられるところがありまして結構泣かされました。


ヒロインが好きな尾崎豊、ブラッドピット、坂本龍馬になりきり、彼らなりの愛情で「彼女に直接関与しない」という誓いを立て、日々ストーカー行為に勤しみます。ただただ犯罪で擁護しようがないのですが、そこには確かに愛があるのです。


関与しないと決めていたのに、ヒロインの家にヒロインの彼氏の借金取りが来て、それに石を投げつけてしまったが為に国(というのは名ばかりのボロアパートのヒロインの写真を壁に貼り付けた一室)に借金取りが来てしまいます。そこからやがてヒロインに存在を知られてしまうのです。





この映画、こんなに上映館少なくて大丈夫?と思いました…。
それくらいには良かった。
万引き家族と公開時期被ってなければもっと話題になったかなぁ。