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「女と男の観覧車」を観ました。



コニーアイランドの遊園地内にあるレストランで働いている元女優のジニーは、再婚同士で結ばれた回転木馬操縦係の夫・ハンプティと、ジニーの連れ子である息子のリッチーと3人で、観覧車の見える安い部屋で暮らしている。
しかし、ハンプティとの平凡な毎日に失望しているジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしながら劇作家を目指している若い男ミッキーと不倫していた。
ミッキーとの未来に夢を見ていたジニーだったが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナの出現により、すべてが大きく狂い出していく。
(映画.comより引用)



しんどいな。とてもしんどい。
泥沼化した不倫関係、女の嫌なところも男の嫌なところをたくさん見せられるのに映像自体は美しいという奇怪さ。不倫相手のミッキーがこの映画のナレーションをしているところも不気味でどこか演劇っぽい。
主人公ジニーが美人であるが故に、嫉妬に狂っている様子が余計に生々しくて滑稽で共感性羞恥になる。どんどんヒステリックさが露出していって感情移入できないので観客の感情は放ったらかしに話が進んでいく。
観覧車のイベントは全くなかったですね…。でもこの邦題は上手いと思います。どんなトラブルが生じても結局営まれる無味乾燥な夫婦生活を、止まる事がない観覧車に例えているのだと思います。