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「スリー・ビルボード」を観ました。




米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、
犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置する。
それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、
いさかいが絶えなくなる。
そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。
(映画.comより引用)




奥が深くて面白いですよ。
最後までどういう展開に持っていきたいのか想像がつきません。
主人公も3人いるしとにかく3っていう数字が重要になってくるんですね。
ビルボードって広告看板のことなんですけどそれも3つあります。
コメディなのかサスペンスなのかすら判別つけ難い絶妙なバランス。
怒り、赦し、社会問題、人間の表側と裏側、善悪、人間関係
そういったものを、説明的にもならず、押し付けることもなく、それでも観ている側を納得させる描写。
人間臭さを楽しもうみたいなスタンスで重すぎも軽すぎもしないちょうど良さ。

感情移入させすぎるより俯瞰して楽しめる作品が好きなんですね。この作品は感情移入させようという意図がそもそもあんまりないので?話自体は重くて暗いけど結構観やすいと思いました。

映画好きな方にはかなり推したい作品です。