今、娘が帰省中です。
毎日よく話をしています。
彼女はこの4ヶ月で本当に大きく成長しました。

私もそんな風に思うのですが、
彼女自身が振り返りながら驚いています。

振り返りは大学入学前に遡ります。

彼女は受験した3校全てに合格していました。
それも1校は1年間授業料免除の特待生扱い。

今の大学を選ぶべきかどうか・・・
凄く悩んでいたのです。
相談されたので一緒に考えましたが、
私は今の大学へ行くのが良いだろうと考えていました。

確かに授業料免除は有り難いのですが、そこは私立です。
国立大はやっぱり世間の評価が高い。
そして、授業料がリーズナブルなだけでなく、
何かと恵まれている。
更には人間関係も・・・

弟が国立大に行った時の言葉を
私は今も覚えています。

「大学の友だちの考え方やライフスタイルは
 とても勉強になるんだ。
 私立に行った友だちもいるけど、
 あまりに家庭環境の違う(裕福な家庭の)人とは、
 金銭感覚がまるで違う。
 友だちづきあいしようにもついていけないみたいだ。」

今、弟は一部上場企業で働いています。
財務が安定した会社なので良い給料をもらっています。
上をみればキリが無いでしょうが、
家も建てて可愛い奥さんと子どもに囲まれて幸せに暮らしています。

といっても、私は娘に国立大に行きなさいと
おしりを叩いて勉強させたわけではありません。
娘が希望して絶対入りたいと勉強して合格しただけです。
叔父(私の弟)を見ていたので、
絶対国立大と思った可能はありますが。

私がしたことは、
時々娘が目標に向かってちゃんと進めているかチェックして、
もし不十分な時には問いかけただけです。
それでいいの?って。

だから、大学を選択するときも娘の意思を尊重しました。
迷っているときは、どうしたいの?って聞きました。
そして何故なの?って時々深く訪ねました。

人生は選択の連続です。
誰の目から見ても、
明らかに人生の大きな分かれ道だと思うようなこともあれば、
日常の一コマに過ぎなかったのだけど、
振り返ると大きな分かれ道だったと思うような場合もあります。

娘にとって、この4ヶ月間に起きたことは、
多分人生の大きな転機となるようなことでしょう。
それがなぜ起きたのか・・・

それは、一生懸命動いたから。

人間関係においては消極的だった娘が、
転機を乗り越える度に強くなり
ここに至っては非常に積極的な行動が起こせるようになった。

だから彼女の人生は大きく変り始めているのです。

一般的にはもっと早くそうなれるのかもしれませんが、
彼女はその辺りの成長がゆっくりだったのでしょう。
人間関係で分からない事が多くて失敗も経験し、
余計消極的になってしまった。
そんなトラウマを乗り越えるのには時間がかかります。
けれど、人は必ず成長します。

成長するには経験が必要です。
経験を増やすには、自分から動かなくてはいけません。

動くには自信が必要です。

希望の大学に合格出来たことで、
彼女は大きな自信を手に入れることが出来たのでしょう。

自信を付けるには、努力が必要です。
どうせまた失敗する・・・
もう傷つくのは嫌だ・・・
誰でもくじけそうになる時があると思います。

けれど、それでも歩みを止めてはいけません。

歩みを止めたら、そこに留まるのではありません。
日々後退するのです。
時には休むことも必要ですが、
止まってしまってはいけません。

人生は意識するしないに関わらず、
転機の連続です。

転機を上手く乗りこえる為の考え方も、
どりぃむスイッチで
また皆さんと一緒に勉強できればと思います。

幸せは歩いて来ない
だから歩いて行くんだよ
1日1歩3日で3歩
3歩進んで2歩下がる

この歌詞、若い人は知らないのかな?
実に良く出来た詞だと思います。

「あきらめなくて良かった」
娘の今日のこの言葉を
多くの方に贈りたいなと思います。