アメリカにフラング・パーソンズという人がいました。
パーソンズは技士、教師、弁護士、政治家、ソーシャルワーカー、大学の学長といった仕事を次々に経験しました。
彼は困っている人たちの力になれることに強い関心があり、その後恵まれないボストンの若者たちに職業選択や就職のアドバイスを与える活動を始めたそうです。
まだ、どうやって仕事を選ぶべきかという理論やテストなど何もありませんでした。
そのパーソンズが著した『職業の選択』という本に書かれている理念は次のようなものでした。
*******************
1.安易に働き口としての仕事に就くのではなく、自分にふさわしい職業を選択するのが望ましい。
2.職業を選択する際は必ず、自分を偽らずに慎重に自己分析し、かつ指導を受けること。
3.若い人は幅広く多くの職業分野を調べ、就きやすい職業や偶然見つけた職業で妥協しないこと。
4.若い人は、人、職業、そして成功の条件などについてよく研究している専門家の助言を受けることが、安全で望ましい。
5.自己分析は紙に書き記すことが必要である。
*******************
日本では職業選択について、
今までさほど注目されてこなかったように思います。
そして自己概念の確立についても・・・
海外の学校の話を聞くと、グループセッションを多く取り入れ、
自分たちで考えさえて意見を言わせる授業を重視しているようです。
自分の考えを持つことを大切にしているのでしょう。
それはそのまま、生きる力につながると思います。
自分はこうだ!と主張し、
全く違う他人の意見を聞いて尊重し、
意見をとりまとめていく。
グループセッションというのは
自己概念の確立や成長にとても役立つと思います。
キャリアカウンセリングの勉強では、
グループセッションをしても正解というのはありません。
今までの日本式の授業からすると、
先生が正解を言わないというのは不思議な感じです。
どんな意見も、それなりに一理あるって感じなのです。
日本の授業は正解を教えていく授業です。
教室での主役は先生と言ってもいいくらいです。
しかし、果たしてそれで良いのでしょうか?
本来は生徒が主役であるべきなのではないでしょうか?
学校は学びの機会を与えると共に、
子どもたちが最初に触れていく社会なのですから
そこで他者と自分との違いに気づき
多様性を受け入れたり
自己概念の確立や成長を助けたり
するべきではないかと私は思います。
不登校や中退が増えている背景には
こうした旧型の授業が多様な考え方を持つようになった時代に
そぐわなくなったという側面があるように感じます。
そして、終身雇用制がくずれ、
人は一生で二つ以上の職業を経験する時代になっています。
ただ会社に行っていれば給料が貰えた時代は終わり、
職業人に求められるものが厳しくなっています。
その中で安易に職業選択してしまうと
ついていけないといったアンマッチが起こり
早期退職という道を歩んでしまう。
だから、昔よりも向いている仕事をしっかりと
見つける必要性が出ているのです。
こうした背景も考えず、精神論だけで
頑張れっていうのはいささか無責任ではないでしょうか?
楽な仕事をみつけるのではありません。
やりたい仕事なら大変でも頑張れるねって話です。
どの仕事も大変なことに変わりはありません。
最後に、適職診断テストについて書いておきます。
キャリアカウンセリング講座で教材として使用する為
適職診断テスト CPS-J というのをやりました。
http://www.nipponmanpower.co.jp/ps/think/cpsj/
これは有料ですが、WEB版でやると少し安く、
結果もすぐに見られます。
(最後の結果確認のクリック先が分かりにくいのが難点ですが)
自分の興味のある分野、そして自己分析で出来ると思う分野を
設問を通して点数化し、グラフ化してくれます。
それと実際の職業を組み合わせて考えると、
こんな仕事が向いていそうだねっていうのが分かるツールです。
私は自分が思っていたよりもずっと
今やっている自立支援のような仕事が
向いていそうだという結果が出ました。
自分でもシステム関係の仕事より、
人と向き合う仕事の方が好きなのだと思います。
これに似たことが出来るワークも購入し、
また自助カフェなどでやってみたいと思っています。
パーソンズは技士、教師、弁護士、政治家、ソーシャルワーカー、大学の学長といった仕事を次々に経験しました。
彼は困っている人たちの力になれることに強い関心があり、その後恵まれないボストンの若者たちに職業選択や就職のアドバイスを与える活動を始めたそうです。
まだ、どうやって仕事を選ぶべきかという理論やテストなど何もありませんでした。
そのパーソンズが著した『職業の選択』という本に書かれている理念は次のようなものでした。
*******************
1.安易に働き口としての仕事に就くのではなく、自分にふさわしい職業を選択するのが望ましい。
2.職業を選択する際は必ず、自分を偽らずに慎重に自己分析し、かつ指導を受けること。
3.若い人は幅広く多くの職業分野を調べ、就きやすい職業や偶然見つけた職業で妥協しないこと。
4.若い人は、人、職業、そして成功の条件などについてよく研究している専門家の助言を受けることが、安全で望ましい。
5.自己分析は紙に書き記すことが必要である。
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日本では職業選択について、
今までさほど注目されてこなかったように思います。
そして自己概念の確立についても・・・
海外の学校の話を聞くと、グループセッションを多く取り入れ、
自分たちで考えさえて意見を言わせる授業を重視しているようです。
自分の考えを持つことを大切にしているのでしょう。
それはそのまま、生きる力につながると思います。
自分はこうだ!と主張し、
全く違う他人の意見を聞いて尊重し、
意見をとりまとめていく。
グループセッションというのは
自己概念の確立や成長にとても役立つと思います。
キャリアカウンセリングの勉強では、
グループセッションをしても正解というのはありません。
今までの日本式の授業からすると、
先生が正解を言わないというのは不思議な感じです。
どんな意見も、それなりに一理あるって感じなのです。
日本の授業は正解を教えていく授業です。
教室での主役は先生と言ってもいいくらいです。
しかし、果たしてそれで良いのでしょうか?
本来は生徒が主役であるべきなのではないでしょうか?
学校は学びの機会を与えると共に、
子どもたちが最初に触れていく社会なのですから
そこで他者と自分との違いに気づき
多様性を受け入れたり
自己概念の確立や成長を助けたり
するべきではないかと私は思います。
不登校や中退が増えている背景には
こうした旧型の授業が多様な考え方を持つようになった時代に
そぐわなくなったという側面があるように感じます。
そして、終身雇用制がくずれ、
人は一生で二つ以上の職業を経験する時代になっています。
ただ会社に行っていれば給料が貰えた時代は終わり、
職業人に求められるものが厳しくなっています。
その中で安易に職業選択してしまうと
ついていけないといったアンマッチが起こり
早期退職という道を歩んでしまう。
だから、昔よりも向いている仕事をしっかりと
見つける必要性が出ているのです。
こうした背景も考えず、精神論だけで
頑張れっていうのはいささか無責任ではないでしょうか?
楽な仕事をみつけるのではありません。
やりたい仕事なら大変でも頑張れるねって話です。
どの仕事も大変なことに変わりはありません。
最後に、適職診断テストについて書いておきます。
キャリアカウンセリング講座で教材として使用する為
適職診断テスト CPS-J というのをやりました。
http://www.nipponmanpower.co.jp/ps/think/cpsj/
これは有料ですが、WEB版でやると少し安く、
結果もすぐに見られます。
(最後の結果確認のクリック先が分かりにくいのが難点ですが)
自分の興味のある分野、そして自己分析で出来ると思う分野を
設問を通して点数化し、グラフ化してくれます。
それと実際の職業を組み合わせて考えると、
こんな仕事が向いていそうだねっていうのが分かるツールです。
私は自分が思っていたよりもずっと
今やっている自立支援のような仕事が
向いていそうだという結果が出ました。
自分でもシステム関係の仕事より、
人と向き合う仕事の方が好きなのだと思います。
これに似たことが出来るワークも購入し、
また自助カフェなどでやってみたいと思っています。