娘がゴールデンウィークで帰省しています。
E判定から国立大へ合格した頑張り屋さんです。
彼女が合格した経緯はとても変わっています。
彼女は公立高校へ通っていましたし、
スポーツも頑張っていてインターハイへも出場しました。
進学を希望していたので、
そのまま卒業するだろうと思っていました。
けれど高校3年生の夏休み明けに、
高校を辞めたいと言い出しました。
実は高校へ入ってすぐの1年の頃から
学校を辞めたいと言っていて、
それを担任の先生やクラブ顧問の先生が
ずっと声掛けして応援して下さって、
何とか3年生まで続けられていました。
インターハイから帰った直後、
「もう限界!」
そういって娘は辞めることを主張し続けました。
クラブでも学校のクラスでも
時々人間関係のトラブルが発生しているようでした。
彼女はちょっと人の気持ちが分かりずらいところがあるようです。
自分では悪気はないようですが、
人を苛立たせたり誤解させたりするところがあるようです。
それに私と同じで何かに邁進していたい子なので、
ちょっとワガママなくらい自分の考えを押し通してしまう部分があります。
頑張りたい!という気持ちが強いからなのですが、
周囲に合わせるのが難しい性格なのです。
おおらかに娘のことを見てくれる子とは
ずっと長く友だちでいれますが、
娘を理解して味方になってくれる人の方が少数のようでした。
私の場合は相談を受けても、
”まず自分を振り返り、自分を反省しなさい”
と娘にお説教することが多く、
とにかく味方になってやるというのが少し足りなかったかもしれません。
甘えているとかワガママとか・・・
どうしても我が子には厳しい言葉をかけてしまいがちです。
『高校を辞める』というのは
とても重大な選択です。
それも進学希望で3年生の中盤となればなおさらです。
しかし、彼女の主張はこうでした。
「確かにお母さんの言うとおり、我慢して何とか卒業することは可能だと思う。
けれど、それでは私が希望する国立大へは合格できないと思う。」
今の学校へ行くのは自分にとって大変苦痛であり、
苦痛を乗り越えながら学校生活をまっとうする為に時間と労力を費やせば、
受験勉強には全力を尽くすことが出来ない。
それが彼女の主張でした。
苦痛を乗り越えるのも一つの大切な勉強だと思います。
通っている公立高校へも相談しましたが、
「あなたが学校の決まりや周囲に合わせるしかない。」
という回答でした。
それが一般的な考え方だと思います。
しかし、そのために、自分の夢を叶えられないかもしれない・・・
そのストレスがあまりにも大きい状態なのだと思いました。
彼女の場合は体調にも異変をきたしていたので、
心療内科や精神科、内科、さまざまな病院を一緒に回りました。
けれど、どこに行っても解決には至りませんでした。
心療内科で分かったことは、
気心が知れたという程ではないクラスメイト等の中で
”どう思われているのか?”と強い緊張感とストレスを感じているようだ・・・
ということでした。
それに加えて受験を前にして不安感や閉塞感が強く、
目標を達成したい気持ちと、今のままではそれは無理だと思う気持ちから
強いストレスに苛まれているようでした。
かなり精神的にも不安定な状態だったと思います。
私は上手くいくかどうか分からないけれど、
とにかく思い通りにさせてみようと思いました。
後悔しながら生きていく方が
彼女のために良くないと思ったからです。
進学の為の手続きや情報を得るためにもと、
通信制の高校に転入手続きをして、
週に1度しか学校へ通わないというスタイルへ変更。
センターの目標点へは100点ほど足りず
E判定からの挑戦でした。
勉強のサポートは、
東大を卒業して個人塾を長年経営し
現在はリタイヤしている私の叔父に頼みました。
そうしてほぼ自宅学習のみで、
彼女は目標を達成しました。
彼女は受験についても、
自分の得意科目や興味の範囲から
戦略的に受験したい学校を絞っていました。
2次試験の科目や配点など良く研究していたと思います。
希望する学校の中で最終的に受験する学校を決める際は、
世の中の流れを読み、希望する職種へ繋がるであろう
学校と学部を一緒に考えました。
そうして受験した学校は全て合格しました。
1校へは特待生としての合格でした。
けれど私は、娘が大学生活を上手くスタートできるかとても不安でした。
彼女を理解してくれる友人が出来るかどうかが
大きなポイントだと思っていました。
その娘が帰省して、とても元気そうな顔を見せてくれました。
先生の授業は分かりやすい。
勉強は難しいけど楽しい。
先輩は優しい。
学食は美味しい。
サークルへも入った。
初めて新入生歓迎会で居酒屋というものへも行った。
外国人の友だちも出来た。
大学生活は大変なこともあるけど、充実している。
と、とても嬉しい報告を聞くことが出来ました。
高校を辞める・・・というのは大きな出来事でしたが、
今の娘を見ていると、あの時決断して良かったなと思います。
大手優良企業の本社勤務の弟が、
娘が合格した時に贈ってくれたYoutubeを貼っておきます。
常識が全てではないことを考えさせてくれます。
E判定から国立大へ合格した頑張り屋さんです。
彼女が合格した経緯はとても変わっています。
彼女は公立高校へ通っていましたし、
スポーツも頑張っていてインターハイへも出場しました。
進学を希望していたので、
そのまま卒業するだろうと思っていました。
けれど高校3年生の夏休み明けに、
高校を辞めたいと言い出しました。
実は高校へ入ってすぐの1年の頃から
学校を辞めたいと言っていて、
それを担任の先生やクラブ顧問の先生が
ずっと声掛けして応援して下さって、
何とか3年生まで続けられていました。
インターハイから帰った直後、
「もう限界!」
そういって娘は辞めることを主張し続けました。
クラブでも学校のクラスでも
時々人間関係のトラブルが発生しているようでした。
彼女はちょっと人の気持ちが分かりずらいところがあるようです。
自分では悪気はないようですが、
人を苛立たせたり誤解させたりするところがあるようです。
それに私と同じで何かに邁進していたい子なので、
ちょっとワガママなくらい自分の考えを押し通してしまう部分があります。
頑張りたい!という気持ちが強いからなのですが、
周囲に合わせるのが難しい性格なのです。
おおらかに娘のことを見てくれる子とは
ずっと長く友だちでいれますが、
娘を理解して味方になってくれる人の方が少数のようでした。
私の場合は相談を受けても、
”まず自分を振り返り、自分を反省しなさい”
と娘にお説教することが多く、
とにかく味方になってやるというのが少し足りなかったかもしれません。
甘えているとかワガママとか・・・
どうしても我が子には厳しい言葉をかけてしまいがちです。
『高校を辞める』というのは
とても重大な選択です。
それも進学希望で3年生の中盤となればなおさらです。
しかし、彼女の主張はこうでした。
「確かにお母さんの言うとおり、我慢して何とか卒業することは可能だと思う。
けれど、それでは私が希望する国立大へは合格できないと思う。」
今の学校へ行くのは自分にとって大変苦痛であり、
苦痛を乗り越えながら学校生活をまっとうする為に時間と労力を費やせば、
受験勉強には全力を尽くすことが出来ない。
それが彼女の主張でした。
苦痛を乗り越えるのも一つの大切な勉強だと思います。
通っている公立高校へも相談しましたが、
「あなたが学校の決まりや周囲に合わせるしかない。」
という回答でした。
それが一般的な考え方だと思います。
しかし、そのために、自分の夢を叶えられないかもしれない・・・
そのストレスがあまりにも大きい状態なのだと思いました。
彼女の場合は体調にも異変をきたしていたので、
心療内科や精神科、内科、さまざまな病院を一緒に回りました。
けれど、どこに行っても解決には至りませんでした。
心療内科で分かったことは、
気心が知れたという程ではないクラスメイト等の中で
”どう思われているのか?”と強い緊張感とストレスを感じているようだ・・・
ということでした。
それに加えて受験を前にして不安感や閉塞感が強く、
目標を達成したい気持ちと、今のままではそれは無理だと思う気持ちから
強いストレスに苛まれているようでした。
かなり精神的にも不安定な状態だったと思います。
私は上手くいくかどうか分からないけれど、
とにかく思い通りにさせてみようと思いました。
後悔しながら生きていく方が
彼女のために良くないと思ったからです。
進学の為の手続きや情報を得るためにもと、
通信制の高校に転入手続きをして、
週に1度しか学校へ通わないというスタイルへ変更。
センターの目標点へは100点ほど足りず
E判定からの挑戦でした。
勉強のサポートは、
東大を卒業して個人塾を長年経営し
現在はリタイヤしている私の叔父に頼みました。
そうしてほぼ自宅学習のみで、
彼女は目標を達成しました。
彼女は受験についても、
自分の得意科目や興味の範囲から
戦略的に受験したい学校を絞っていました。
2次試験の科目や配点など良く研究していたと思います。
希望する学校の中で最終的に受験する学校を決める際は、
世の中の流れを読み、希望する職種へ繋がるであろう
学校と学部を一緒に考えました。
そうして受験した学校は全て合格しました。
1校へは特待生としての合格でした。
けれど私は、娘が大学生活を上手くスタートできるかとても不安でした。
彼女を理解してくれる友人が出来るかどうかが
大きなポイントだと思っていました。
その娘が帰省して、とても元気そうな顔を見せてくれました。
先生の授業は分かりやすい。
勉強は難しいけど楽しい。
先輩は優しい。
学食は美味しい。
サークルへも入った。
初めて新入生歓迎会で居酒屋というものへも行った。
外国人の友だちも出来た。
大学生活は大変なこともあるけど、充実している。
と、とても嬉しい報告を聞くことが出来ました。
高校を辞める・・・というのは大きな出来事でしたが、
今の娘を見ていると、あの時決断して良かったなと思います。
大手優良企業の本社勤務の弟が、
娘が合格した時に贈ってくれたYoutubeを貼っておきます。
常識が全てではないことを考えさせてくれます。