通信制の高校について、私はあまり詳しくありませんでした。
昨年の同じような時期に見学に行ったことはありましたが、
それでもあまり良く分かりませんでした。
娘は公立の高等学校に通っていましたが、
1年生の頃から何度も「学校を辞めたい」と言っていました。
私には最初それが良く理解出来ませんでした。
「シンドイ事は誰だっていろいろあるよ」
「今乗り越えないと、また先で同じようにつまづくよ」
と頑張らせようとしました。
幸い先生方が熱心に説得したりして
引っ張って下さったのと、
クラブを頑張りたい!という思いが強く
3年生まで続ける事が出来ました。
それでもインターハイが終わると、
「これ以上頑張れないし、次は国立大を目指したい。
だから転校して受験勉強だけに集中したい。
単位を取るために、体調を崩すほどのストレス状態を続けるのは
私にとってはもう無理。」
と訴えました。
これを親として受入れるべきか、相当に悩みました。
説得も何度も試みました。
心療内科も受診しました。
その結果、これは環境を変えるしか無いなという結論に達しました。
娘が抱える、人間関係についての恐怖症的な状態が
何となく理解出来たからです。
これは今後も彼女の人生において何度も顔を出す問題に
なるのではないかなと思っています。
娘は一見して普通の子です。
それでも内々に抱えるしんどさや辛さは相当あるようで、
その感覚自体は本人にしか分からないでしょう。
彼女は自分がどのように振る舞っても大丈夫と
受入れられた環境では問題を抱えることはほとんどありません。
味方になってくれる人、理解してくれる人が多い環境だと、
全く人と違うこと無く、本来の頑張り屋の面も発揮して
目標に向かって楽しく幸せに充実して過ごすことができます。
しかし、一旦味方の少ない環境に入ると、
そのストレスから体調不良をきたして遂には学校に行けなくなるのです。
何度もその危機に遭遇してきて、頑張って乗り越え続けた結果、
高校3年生の半ばまできて転校というビックリな選択に至ったわけです。
『ここまで頑張ったのに、あと少しじゃないか』
勿論そう思いましたが、彼女にとっては限界だったんです。
結果、その後は福山の通信制の高校『並木学院福山高等学校』に編入し、
快適に過ごして、友だちも作り、受験勉強に励み、
”現役で国立大学合格”という目標を達成して皆を驚かせたのです。
E判定、最高でもD判定を出たことがなかったですし、
そもそもセンター試験の点数も100点以上ボーダーラインより低い状態で
残された時間は4ヶ月・・・突出して学年トップを取るような科目もありましたが、
とてもじゃないけど無理だと思えるような状態からの挑戦でした。
私たちは自分の経験や、自分の感覚から物事を判断しがちです。
けれど問題の本質に焦点をあてて、理解することを始めると、
そういった外的要因からだけでなく判断をすることが出来るようになります。
結果的に娘の判断は正しかったと言えると思います。
私としては、悔いの無いようにやらせるしかないな・・・と
娘の心理状態を判断して受入れた上で、
常識にとらわれず戦略的に物事を判断するべきだと判断し、
「やるだけやってみなさい」と決断した訳ですが、
合格したからといって全ての問題が解決したとは思いません。
今後、この成功体験を元に彼女がメンタル的な困難を乗り越えて
更に強く成長するかどうか・・・
しっかりと見守っていく必要があります。
このようなメンタル的な困難などを抱える子にとって、
融通の利く通信制の高校というのはとても有り難い存在です。
頑張る部分は勿論頑張らないといけませんが、
自分のペースを選べるというのは大きいですし、
学校の先生方もその辺りは良く理解して下さっています。
無理を繰り返して不成功体験を増やしたり
自己否定感を強くするくらいなら、
こうした緩やかな体制を持った学校に替わり
その子にあった頑張り方をさせてあげるというのも
大切な選択肢だと今では思っています。
昨年の同じような時期に見学に行ったことはありましたが、
それでもあまり良く分かりませんでした。
娘は公立の高等学校に通っていましたが、
1年生の頃から何度も「学校を辞めたい」と言っていました。
私には最初それが良く理解出来ませんでした。
「シンドイ事は誰だっていろいろあるよ」
「今乗り越えないと、また先で同じようにつまづくよ」
と頑張らせようとしました。
幸い先生方が熱心に説得したりして
引っ張って下さったのと、
クラブを頑張りたい!という思いが強く
3年生まで続ける事が出来ました。
それでもインターハイが終わると、
「これ以上頑張れないし、次は国立大を目指したい。
だから転校して受験勉強だけに集中したい。
単位を取るために、体調を崩すほどのストレス状態を続けるのは
私にとってはもう無理。」
と訴えました。
これを親として受入れるべきか、相当に悩みました。
説得も何度も試みました。
心療内科も受診しました。
その結果、これは環境を変えるしか無いなという結論に達しました。
娘が抱える、人間関係についての恐怖症的な状態が
何となく理解出来たからです。
これは今後も彼女の人生において何度も顔を出す問題に
なるのではないかなと思っています。
娘は一見して普通の子です。
それでも内々に抱えるしんどさや辛さは相当あるようで、
その感覚自体は本人にしか分からないでしょう。
彼女は自分がどのように振る舞っても大丈夫と
受入れられた環境では問題を抱えることはほとんどありません。
味方になってくれる人、理解してくれる人が多い環境だと、
全く人と違うこと無く、本来の頑張り屋の面も発揮して
目標に向かって楽しく幸せに充実して過ごすことができます。
しかし、一旦味方の少ない環境に入ると、
そのストレスから体調不良をきたして遂には学校に行けなくなるのです。
何度もその危機に遭遇してきて、頑張って乗り越え続けた結果、
高校3年生の半ばまできて転校というビックリな選択に至ったわけです。
『ここまで頑張ったのに、あと少しじゃないか』
勿論そう思いましたが、彼女にとっては限界だったんです。
結果、その後は福山の通信制の高校『並木学院福山高等学校』に編入し、
快適に過ごして、友だちも作り、受験勉強に励み、
”現役で国立大学合格”という目標を達成して皆を驚かせたのです。
E判定、最高でもD判定を出たことがなかったですし、
そもそもセンター試験の点数も100点以上ボーダーラインより低い状態で
残された時間は4ヶ月・・・突出して学年トップを取るような科目もありましたが、
とてもじゃないけど無理だと思えるような状態からの挑戦でした。
私たちは自分の経験や、自分の感覚から物事を判断しがちです。
けれど問題の本質に焦点をあてて、理解することを始めると、
そういった外的要因からだけでなく判断をすることが出来るようになります。
結果的に娘の判断は正しかったと言えると思います。
私としては、悔いの無いようにやらせるしかないな・・・と
娘の心理状態を判断して受入れた上で、
常識にとらわれず戦略的に物事を判断するべきだと判断し、
「やるだけやってみなさい」と決断した訳ですが、
合格したからといって全ての問題が解決したとは思いません。
今後、この成功体験を元に彼女がメンタル的な困難を乗り越えて
更に強く成長するかどうか・・・
しっかりと見守っていく必要があります。
このようなメンタル的な困難などを抱える子にとって、
融通の利く通信制の高校というのはとても有り難い存在です。
頑張る部分は勿論頑張らないといけませんが、
自分のペースを選べるというのは大きいですし、
学校の先生方もその辺りは良く理解して下さっています。
無理を繰り返して不成功体験を増やしたり
自己否定感を強くするくらいなら、
こうした緩やかな体制を持った学校に替わり
その子にあった頑張り方をさせてあげるというのも
大切な選択肢だと今では思っています。