”ニートひきこもり自立支援”という言葉

やっていることを明確にするために使っていましたが、
先日お会いしたジャーナリストの池上正樹さんから
良い言葉を教えていただきました。

”孤立無業者” これからニートに代わる言葉として使われていくようです。
ニートには、マイナスなイメージがあるとのことで、
働けるのにあえて働かない人というような印象を受ける人もいるようですが
支援を必要としている人は皆「働きたい」と切望しています。

メンタル的な面で先へ進めない場合も多く、
その辺りの個々の状態をきちんと理解してあげられる人というのは
少ないのかなぁというのが私の最近の実感です。

誤解を恐れず声を上げさせて頂くなら、
精神科医とか臨床心理士とか・・・
その道のエキスパートである筈の方でさえ、
そのスキルにはかなりバラつきがあると感じます。

お話しさせていただいて、
親の一人として当事者のことを
良く分かって下さっているなと感じる方は、
多くの困った方をなんとかしようと本気で動かれている方々です。
実際の活動を一緒にされている方々は
本当に良く知って下さっていると感じjます。

しかし、残念ながら病院の先生には、
親として失望した経験が少なからずあります。

私は「投薬」にはかなり否定的です。
必要な場合もあるでしょうが、
最小限にとどめたいというのが私の意見です。

投薬は対処療法に過ぎません。
メンタル的な治療においては根治治療にはなりません。

仕事に就けない状態や不登校で足踏みが続いている場合、
なんらかの原因やきっかけが存在し
それが解消出来ないでいることが多いです。

その対処として心を落ち着かせるために服薬したりするのですが、
そもそも、なぜそんな精神状態になるのか、
その原因・理由が大事だと思います。

要因をハッキリさせて、
出来ればそれを乗り越える
または取りあえず回避することで
辛い状況に追い込まれないようにする必要があると思います。

人は心満たされた状況にある場合、
そこまで酷い精神状態には追い込まれないものです。

なにか要因があるとしても、
それが完治しないとしても、
軽減することは出来ます。

どうやって軽減するかが問題ですが、
心のリハビリをすると良いと感じています。

自助会などはそれに当てはまると思いますが、
カウンセリングや指導の中で
的確にそれが提案してあげられる専門家の方に
出会えるかどうかがターニングポイントになると思います。

必要に迫られて精神科や心療内科をいろいろ受診しましたが、
理解して頂けたなと思えた先生は4名中1名。
心のリハビリを指導して下さった方はおられませんでした。

かなり重症であり、回数を重ねて受診すれば、
もしかしたらそんな指導を頂ける場合もあるのかもしれませんが、
受診しているということは既にかなり困っているということです。

状態を診てくださるのですが、
ではどうしたら良いですか?というと
ハッキリしたお答えは無く、
大抵は「様子を見ていきましょう」となるのでした。