赤ちゃんの頃のKはニコニコと良く笑い、
かんしゃく持ちだった姉と比べて育てやすい子でした。
おてんばな2歳の姉が忙しく動き回るのを見て楽しんでいる様子で、
いつも機嫌良くしていました。

1歳になる頃には、こちらの問いかけに対して、
「ウン」と言ってうなずいたり
「ウウン」と首を振ったりして
意思の疎通が出来るようになってきました。

3歳の姉は自分のペースで早口で喋るので、
何を言いたいのか良く分からないことが多く・・・
それより落ち着いて返事をするKの方が
私にとっては育てやすいと感じていました。

Kは食事やトイレも早くから自分でやりたがりました。
おぼつかない手でスプーンを握って離乳食を食べ、
早くからトイレにも自分で座りました。
心配だからトイレのドアを開けていると
ドアを閉めてくれと催促しました。

外遊びの好きな活発な姉と一緒に公園に行くと、
初めて会う子の集団にも
いつの間にか混じって遊んで仲良くなる子でした。

普段はビデオが好きで
何度でも同じビデオを見ていました。

絵本もきまったシリーズを繰り返しリクエストしました。
お気に入りは知育絵本のシリーズと、
昔の生き物図鑑でした。

図鑑に載っている生物を指さしては
その名前を読めと言うので、
私は「また?」とうんざりすることもありました。

ブロック遊びが好きで、
怪獣・武器・乗り物を作って見せてくれました。
とても良く出来ていたので感心しました。

お友だちとの遊びでは
マイペースで自由人といった感じだったと思います。

保育園、幼稚園に通う前のKを育てていて、
困ったなぁと感じる場面はほとんど無かったように思います。


母親は男の子を可愛がるという一般論があります。
お姉ちゃんよりも特別扱いをしたつもりはありませんが、
私にはとても可愛いKでした。