一般社会で生きていくということは、常識人でいるということだと思います。
でなければ、いつかの時点で会社もしくは学校にいることが難しくなってきます。

でも常識と言われることを知っていても、
それを実践するのが難しいタイプの人もいるようです。

例えば”人の話を真面目に聞いていないように見える態度”
上司または先生が注意をしている最中に、
ぼんやりして無反応だったりアクビをしたり・・・

当然「おい!聞いてるのか!!」と、更に怒りをあおることになるでしょう。

全ての人がとは言いませんが、
一部の人はそれが真面目に聞いているからこその反応だったりするのです。

一生懸命聞いているので、
自分がどのように相手に見えているかに気が回らない。

一生懸命聞いているので、
それを解釈しようとするので精一杯。

一生懸命聞いているので、
脳がオーバーフローしかけて眠くなりアクビが出てしまう。

なのに、不真面目だとより反感を買うのです。
真面目に聞いているのに怒られる

真面目に聞くというのは具体的には、
神妙な顔つきで聞き
適度なタイミングで返事をし
「次からは気をつけます」等の反省の弁を述べる。
と、いうような一連の動作をさすのでしょうが、
その一連の動作が良く分からないタイプの人もいるのです。

だから周りの大人がどこかのタイミングでそれを事細かに教え、
定着するまで辛抱に訓練する必要があるのです。

「真面目にしろ!」の一言では片付かないのです。
だって、彼らは気持ちの上では至って真面目なのですから・・・

成長するにつれ自然に出来るようになる人もいますが、
いろんなタイプの人がいます。

脳の中ではどんなことがおこっているのかを
理解出来る大人がなるべく早い段階で気づいて
教えてあげることが必要ではないかと思います。