先日息子の学校で、大先輩の林修先生の講演があるというので、行って来ました。
主席で卒業して東大に入り、
現在も大活躍の先輩のお話は本当に面白い。
どちらかといえば、教育熱心で、子どものことに関心が高いであろう保護者の軍団を前にして、
保護者が胸の内に抱いている、”もっとお勉強ができてくれるといな”とか”いい大学に入れるといいな”とかいう淡い期待を、バッサリ断ち切ってくれました。
確かに東大にトップレベルで入る生徒と同じ学校にいれば、お勉強では叶わないと思うし。
変なプライドがなくなって自分を冷静に見つめることができるのは、ほんとにいいこと。
勉強というモノサシだけじゃなく、じゃあ、自分は何なんだ?ということに高校時代に気づけるのは貴重です。
そして東大に入ったり、医学部に進んだ友とも、同じ学校の仲間という上下の無い関係をつくれるのもまたいいところ。
親というものは、自分の叶わなかったことを子どもに転化して夢見てしまいがちな生き物だけど
高校生にもなれば、親の薄っぺらな期待なんかとうに見破ってるし、期待をすれば逃げて行く。
親の頭のレベルもわかってて、そういうアンタはどーなんだ??と内心ツッコミを入れつつ、優しいから知らんぷりを通してる。
ほんとにそう思う。
と、自分を戒めてみる。
他にも色々と気づきはあって
ほんとにそうだな、と思ったのは。。
タダだから手に入る、というものに
お金を出しても買えない貴重な時間を使わない。
と繰り返し言ってたこと。
無料で手に入れると同時に大事なものを失う。
無料のSNSで馴れ合いの会話をやってると、時間の無駄。
安っぽく友達と繋がるなら、自分と語り合う方がいい。
という。
確かに、今のSNSで誰とでも24時間繋がれる環境、無料のゲームなどが氾濫している中、タダだからいいじゃん!と、付き合ってるうちに、一番貴重な時間を浪費しているのかもしれない。
それは、子どもだけのことじゃなく、私たち大人もそうかもしれないな、と自制を込めて。
笑いの中に気づきが多い、そんな講演で。
こうした先輩の背中を見て、子どもたちもいろんなこと学ぶんだろうな。