ひとりの少女が「世界」のシャネルになるまでの
誰も知らない物語・・・。
「ココアヴァンシャネル」を見てきました。
ナイトショーだというのに、会場はほぼ女性客で満席。
シャネル人気が伺えます。
暗い劇場の大きなスクリーンに、ひときわ美しい映像と
叙情的な音楽が重なると、シャネルが生きた20世紀の初頭に
瞬く間に引き込まれていきます。
それは、女性が「自由」を知らなかった時代。
美しさのために自由を犠牲にするようなドレスが全盛の時代。
誰もがそれを不思議とも思わなかったのに
ひとりドレスを脱ぎ、社会への反抗を示してみせる。
そこに現われる強い女性像。
その強さとともにある恋愛。
恋人への想いが満ちるとき、
会場は女性たちのすすり泣きにあふれ
会場がシャネルと一体となっていくのが感じられます。
結婚・恋愛と仕事。
失うものと得られるもの。
強いだけではいられない、女性の脆さと、
それでも、乗り越えて行こうとする強さと逞しさ。
その切なさが涙を誘います。
相反するものの中で、どう生きるか?は
永遠のテーマかもしれません。
幸いにも、今の時代、ビジネスというレースに参加でき
好きに仕事ができる。
なんでもない、と思っていたことが、実は有難いこと
なのかもしれません。
しからば、スタートラインに立つからには
ちゃんと走らなくてはいけない。
それはわれ等がファッションアイコン「シャネル」
に対する礼儀です。
シャネルが言っています。
「もし、翼を持たずに生まれたら、
翼を生やすためにどんなことでもしなさい」
状況は自分次第で変えられる。
シャネルの励ましが聞こえるような気がします。
はい、明日からも頑張ります!