前回の続きです。
ここまで来ればあと少しって感じになりますが、ここが一番大変だったりします。
このお車はツートンカラーですので別の色での塗り分けが必要です。
まずは黒色を前日の夜に塗装しておいて、翌日はマスキング作業から。
1色目を塗装してからある程度乾燥させないとマスキングが出来ませんので、効率良く塗装していくにはこれが良いのかな~っと思って。
1液の塗料で硬化剤がはいりませんので、一晩置いて
からでもOK。
こんな感じで見切りのテープを貼って、その後黒色を残したい部分のみマスキングで隠します。
ちょっとでもすき間が出来て2色目のミストが入り込んでしまうとアウトですので、神経使ってしっかりマスキングします。
ここは、裏側からミスト入ってしまうのでちょっと厳しかったですね。
このマスキング作業で大体2時間半。
塗装する前に疲れちゃいました。(汗)
お昼を挟んで午後から塗装開始です。
2色目は黄色。
写真でわかると思いますが、黄色は隠ぺい力が弱い色で黒色の塗装が透けてしまいます。
ですので、補修塗装の時は下地の塗料を明るいグレーや白を使うのですが、元の塗装が黒の上に黄色だったのでこうするしかないんですよね。
おそらく境目を出にくくする為に生産時は一度黒色で全部塗装してから、黄色を塗装していたと思われます。
今回の塗装でそれをやると時間も材料費も掛かってしまう為、部分的にしか黒色を塗装してはいません。
透ける部分が無くなるまで塗り重ねます。
染まりが良い色は2回塗装すると色が決まりますが、この黄色は5回塗りです。
そして色を塗り終えると少し乾燥させます。
それからマスキングを剥がしクリヤー塗装です。
マスキングを剥がしている頃には、外はもう暗くなってました。
正面から。
後ろ姿。
フェンダーも塗り分けがあったので一緒に塗装しましたが、当店の塗装ブースの大きさですとギリギリと言うかちょっと狭かったな。
全部塗り終えたら20時回っていました。
小さい虫がくっつかなくてなんとかセーフ。
なぜこの時期に塗装を行ったのかは、寒くなってきて虫が寄ってきにくくなったからというのもあります。
夏は日が長いけど日中は暑過ぎて全塗装に向かない。
冬は虫は来ないけど、気温が上がらず全塗装に向かない。
その代わり、空気が乾燥して湿気が少ないので冬の時期に塗膜剥離して下地のサフェーサーを塗装しておきました。
そして春は気温的にはベストなんですけど、仕事は忙しくなるし日が暮れて夜になると虫が寄ってくる。
色々考えると、今しかなかったんですね。
虫が付いたら全てがパー。
自分がミスした訳でもないのに塗り直しですから。
何色を塗装しているかにもよるんですけど、黄色も虫が寄ってきやすい色なので・・・。
一番寄ってくるのは白なんですよ~。
無事塗装を終えて一安心です。
7時間もほぼ塗装ブースに入って集中しつづけるのはけっこうキツイ。
だいたい、カラーベース塗装するのに集中力を使い果たし、クリヤーでミスるパターンかな。
この日は良く眠れるかな~って思っていたけど、次の日の段取り考えていたら全然寝れなくなっちゃった。
次の日は残りの部品を塗装しました。
次回へとつづく・・・。

















