ゴールデンウィーク中にレッカー車にて搬送され入庫しましたお車ですが、現在修理を進めています。
保険の手続きや外装部品の新品がもう無いことでだいぶ遅れてしまいましたが、目途が立ってきました。
必要な外装部品は全てここから調達。
なんだかおかしくない?
そう、半分しかないです。
うちの子供が「こんな風に車が壊れちゃったの?」と言ってましたが、こんな風には壊れませんから。(汗)
もう車とは言えない状態になってますが、部品取り車をお客様の協力の元入手出来ましたのでここから頂きます。
車好きのネットワークはやっぱり凄いですね。(;^_^A
中古部品もあるにはあるのですが、一つ一つ集めていくと結構な金額になってしまいます。
特に溶接で組付けられている部品の中古を使って新品同様に仕上げるには工賃的にも通常より費用が掛かりますので、部品代を抑えないと修理が出来ないことも・・・。
実費の修理で部品代や工賃が掛かったとしても、どうしても直して乗りたいという場合にはお客様の予算しだいになりますが、今回は対物保険での修理ですので保険会社が支払いをどこまで認めるのかわかりませんからね。
お客様は安く修理したくて中古を使う訳では無く、部品が無いからしかたなく中古で我慢をする訳ですので、この場合は中古を使ってもトータル金額は安くはならないケースです。
部品代は抑えられますが、新品部品の場合と溶接の方法も変わりますし、錆び・腐食や塗装の劣化、傷やへこみもある訳ですのでそれを新品部品同様にする為に手間を掛ける訳ですから抑えた費用分を工賃に回させて頂きます。
そうでないと修理出来ません。
修理しないと示談になりません。
その辺りを保険会社さんには理解してもらいたいところですね。
必要な部品を取外したところ。
もちろん取外す分の工賃が掛かりますので、新品を使う場合とは違ってきますよね。
この作業中だったかな?
たまに顔を出してくれるクレジット会社の女性の担当者さんが来店されて、「この状態から直すんですか?車屋さんってほんと凄いですね~。」っておっしゃられたんですが、
さすがにこっちは直しませんよね。(汗)
そんなに私は凄くもないし・・・。(泣)
ここから部品を取外して別の車の修理に使うんですってちゃんと説明したら納得してくれました。(^_^)
使う部品は出来る限りスポット溶接を残したいので、外側からは穴を開けずに内側から溶接部を外します。
手間は掛かりますがそうする事で使いたいパネルには穴をあけずに取外せるんです。
外す時には手間が掛かっても、溶接して取付ける際にはスポット溶接が可能になり作業性が上がりますし品質も上がります。
バックパネルも。
全ての溶接箇所は出来ませんが出来るだけスポット溶接可能にしました。
その他は穴を開けた箇所を埋めながら溶接するプラグ溶接の方法となります。
この車両のクォーターパネルとバックパネルの交換指数は4.35時間。
実際にはパネルを剥がすだけで4時間。1台分で。
2台分なのですでに8時間。
クォーターのガラス無し、切り継ぎ箇所無しとは言え、どうやったら4時間半でパネル剥して溶接まで完了出来るのか不思議なんだよな~。(謎)
それは置いといて、
溶接で組付けられている部品を外して再使用する場合の難しいところは、外す際にパネルが変形してしまうところにあります。
溶接点をスポットドリルで揉んだだけでは簡単には剥れてこないので、こじったり引っ張ったりするうちに曲がってしまうんですよね。
へたに部品を買わずに自分で取り外したのもそんな理由もあります。
変形している物買ってしまったら、それの修正が大変ですから。
そんな訳で、取外しは慎重に行いましてほぼ正常な形のまま取り外し完了。
修理する側に仮付けして建付けの確認。
ビシッと取付けが決まるとやっと一安心。
ホッとする瞬間でもありますが、まだ仮付け状態。
また外して次の工程へ。
こちらが修理に入る前の損傷状態。
入庫時の状態からすれば先が見えてきましたね。
これから溶接しなければなりませんし、新品部品を使用する際には無い下地の処理作業があります。
作業完了まではもう少し掛かりますが、早い納車を心掛けたいと思います。
今回はお客様の協力があってのこと。
そんなお客様の力になりたいし、期待には応えたい。
車の購入先など販売店を通さず、直接板金塗装工場へ持込む事で可能となる事例だと思います。
とは言え、こういった新品部品がもう無いけどなんとか修理をというケースばかりになってしまいますと私の手が回らなくなりますので、普通に傷やへこみの修理もご依頼お待ちしております。(;^_^A
ブログやホームページにアップする修理事例が簡単なものですとつまらないので難易度の高い事が中心になってますが、どこの修理工場でも修理可能な傷やヘコミ、わずかな損傷の修理も当店で出来ます!
当たり前か・・・。















