èVino-ゴリツィア支店

出会った造り手たちの話やイベントなどなど、、、。

恵まれたヴィンテージに最高のブドウを収穫する。しかし、オレの中では「最高のワイン」じゃない。単純に“良いワイン“止まりだろうね。最高のブドウには「これまで以上の挑戦」をして、はじめて「最高のワイン」になり得る、、、。    だって、その方が面白いだろ?
ジャン=マルコ アントヌーツィ Gian Marco Antonuzi    (Le Coste di Clémentine Bouveron)

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みなさんおはようございます~!

スミマセン、気が付けば4か月ぶりの更新となってしまいました、、、汗。

3月に新しいスタッフが入り、ようやく2人体制になって少し余裕ができる~!なんて思っていたのは、全くの幻想でして、、、今も変わらずバタバタのエヴィーノでございます(笑)。

先月、ピエモンテからスタートして、リグーリア、トスカーナと造り手訪問に行ってまいりました!

なので、記憶が薄れないうちに、訪問の記録をつけていきたいと思います!(前回は途中で挫折してしまったので、、泣)

 

今回の旅のスタートはピエモンテから!

トリノの空港を出て早々に見た光景は、今回の旅の過酷さを暗示していました、、汗。

Autostrada(高速道路)のゲートの先で炎上する車、、、汗。映画さながらの迫力に思わず写真を撮ってしまいました。この時点で誰も乗っていなかったので、ケガをした人はいないようでした、、、。

 

6月後半のイタリアは驚くほどの暑さ、、。ピエモンテにいた時で最高気温は38℃という日もありました、、汗。車の炎上もこの影響なのかもしれません。

 

初めに訪問したのはアルバの北カナーレ近郊、ロエーロの造り手カッシーナ フォルナーチェ。

エンリーコとは1年ぶりの再会です!

 

カンティーナについたのが昼過ぎだったこともあって、気温はこの時点で36℃、、、泣。溶けそうな暑さ、、。それでもやはり、畑に向かいます!

エンリーコ曰く、気温が非常に高いため、ブドウ樹の成長が例年に比べて約2週間くらい早くなっていると言います。そして、雨がほとんど降っていない(この時点で20日くらい雨はないそう、、)ため、畑の下草はほとんど枯れてしまっています。

「今年は雑草を刈る手間が省けるけれど、水不足が心配だ。樹齢の古い畑はまだ影響は出ていないけれど、若い畑ではブドウ樹に影響が出始めている。」

強烈な日差しの中、急斜面を登り切りたどり着いた畑、Pedafornoペダフォルノ。今年からリリースを始めたワインの名前にもなっている、特別なアルネイズの畑。1950年に植えられたアルネイズが、今も健全な状態で残る区画。「ここに残っているアルネイズは、苗木屋にあるものとは全くの別モノさ。葉の形状、果実の小ささ、分厚い果皮、、、これを見るとアルネイズが昔、ネッビオーロビアンコと呼ばれていた意味がよくわかるだろ?」そう話すエンリーコ。

この樹齢の古いペダフォルノの畑、当然ですが、ブドウの収穫できる量は若い畑に比べると半分もありません。しかもまだトラクターが存在しなかった頃に植えられたものなので、機械が入るようなスペースはなく、、。ロエーロ特有の砂の多い急斜面、、、。畑での作業の大半は手作業で行わなければいけないという過酷さ、、。それでも、樹齢の古い畑のすばらしさを語り続けるエンリーコ。

「確かに収量は少ないが、今年のような異常な気象状況でも、樹齢の古い樹は全く動じない。地中深くまで伸びた根は、必要な水分を得ることができるし、土地の多様なミネラルを得ることができる。何よりもバランスを保った果実、これこそペダフォルノのすばらしさなんだ。」

気温38℃の暑い中、更に熱い話をしているエンリーコ、、汗。

 

現在、借りている畑を合わせると約4ha。そのほとんどが斜面にあって、樹齢も古いものばかり、、、。ほとんどが手作業という過酷さをものともせず、兄弟二人でこなしているんですから、、、。やはりエンリーコもタダモノじゃありません。

 

「この辺のネッビオーロはまだ樹齢が若いから、、、」そう笑うエンリーコ。いや、樹齢40年って普通に考えれば十分過ぎる樹齢だと思うんですけど、、、汗。

 

畑を歩いて30分、、、。あまりの暑さに意識が飛びそうになりました。戻った車の中はすでにオーブン状態、、。今回の旅は移動は少なかったですが、一番過酷だったかもしれません、、。

カンティーナに戻り、中の涼しさに息を吹き返しました、、、(笑)。エアコンを使っていないのに中は20℃以下!

利便性や効率よりも、時間をかけることの方が大切。ステンレスタンクを手放し、徐々にセメントタンクが増えてきたフォルナーチェのカンティーナ。

樽に入っている2016のアルネイズ。そしてすでにボトル詰めし、ビン熟成の最中である2015を試飲。

2014年を境にアルネイズの果皮を表現しようと考え始めたエンリーコ。果皮と共に4~5日ほど、温度もコントロールせずに醗酵。より強く感じる果皮の味わいは、見た目や想像よりもとても柔らかったですし、果実の密度は素晴らしく、アカシアの蜂蜜のような香ばしさと、穏やかな酸。オイルのような濃密さと噛み締めるタンニン。これがアルネイズ!?と驚くほど個性的なのですが、かといって異質な味わいというわけではなく、アルネイズというブドウが完全に熟した、、そんな姿をストレートに表現しているという方が正しいのかもしれません。

2014のデザヤを飲んだ時にも、かなり驚かされたんですが、そこからさらに踏み込んだ素晴らしい味わい、、。「はじめはやはり踏み切れなかったんだ。果皮と長く接触するということが、DOCGのいう【一般的なアルネイズらしさ】とはかけ離れたモノだと思っていたから、、。だけど、果皮にあれだけタンニンを含んでいる白ブドウなのに、その特徴を隠して醸造する事の方が間違っている。そう感じたんだ。」

2016はまだまだワインとして整っていない印象ですが、これから熟成という「時間」を過ごすことで、間違いなく凄いワインなる予感!そして2015の密度と個性には本当に驚かされます。エンリーコ曰く「まだDOCGの申請をしていないけれど、間違いなく2015も通らないだろうね(笑)。昔と違い今のDOCGは見た目でしか判断できないから。」そう笑うエンリーコ。

そして今回、もっとも驚かされたワインでもあるネッビオーロ。

今年の春にリリースしたロエーロ2013「ヴァルドバート」、そしてまだ樽の中で熟成している2014、2015、2016と試飲。今までのフォルナーチェには感じ取れなかった美しさ、繊細さを持ったネッビオーロ!

「2011、2012と手探りで造ってきた。ヴィンテージとして非常に【熱さ】を持っていた事もあるとは思うんだけど、今思えば畑での仕事に自信がなかったのかもねい。樹の持つバランスを考えずに、凝縮したブドウを求めたり、調べた情報や教わったことを何でも試していた頃だったから。だけど、このロエーロという土地、強い砂質から生まれる線の細さや香りこそがロエーロらしさ、アルバのような強い土地では表現できない繊細なネッビオーロ、ロエーロだということに気づけたからだと思う。」

そして、2013よりロエーロにもヴァルドバート(土地の古い呼び名)という名前を付けたエンリーコ、これからはすべてのワインに名前を付けるようになりました。

理由はとてもシンプルで、、「これでもしDOCGが取れなくなったとしても、慌ててワインの名前を変える必要がないだろ?」、何とも潔い男エンリーコでした(笑)。

そこまでするなら、もう初めからDOCGにこだわらなければいいんじゃない?と思ってしまいますが、やはりそれはまた別の話なんですよね。「自分が生まれ育ってきた土地、そしてその土地のブドウでありその土地のワインだから。できるのであればその名前はあきらめたくない。」のですね。

初めて出会ってからもう3年になりますが、年を追うごとにワインだけでなく、造り手としての成長をはっきりと感じるエンリーコ!これからのカッシーナ フォルナーチェは、今まで以上に目が離せなくなりそうです!

まだ樽の中ですが、近い将来リリースされるであろうロエーロリゼルヴァ「SREJAスレイヤ」。途轍もなく美味しいロエーロ、、。リリースが楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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