èVino-ゴリツィア支店

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出会った造り手たちの話やイベントなどなど、、、。

恵まれたヴィンテージに最高のブドウを収穫する。しかし、オレの中では「最高のワイン」じゃない。単純に“良いワイン“止まりだろうね。最高のブドウには「これまで以上の挑戦」をして、はじめて「最高のワイン」になり得る、、、。    だって、その方が面白いだろ?
ジャン=マルコ アントヌーツィ Gian Marco Antonuzi    (Le Coste di Clémentine Bouveron)

皆さんこんばんわー!

まだまだ寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さいたまは全く雪も降らず、、ただただ強風で寒さに凍えています、、泣。

 

それでは引き続き造り手訪問記、今回はコルヴァジャッラについてまとめていきます!

 

レ コステの訪問の後、車で30分ほどという近さ!(笑)

ベアトリーチェとの再会も、、記憶が正しければ約3年振りとなってしまいました、、、汗。

温かく迎えてくれたベアトリーチェ、本当は息子さんのニコロにも会える予定だったのですが、急用のため会うことができず、本当に残念です、、。コルヴァジャッラにとってのここ最近の大きなニュースと言えば、やはりレ コステからのサポートがなくなり、2021年より100%自分たちで栽培&醸造をしていくことになったという事でしょうか。

ちょうど前日にレ コステだったこともあり、ジャンマルコ本人より具体的な話を聞いておりました。

「息子のニコロも、オレと一緒にこの3年間一緒に栽培から醸造まで経験してきたし、畑も樹齢を10年を迎えてだいぶ安定感を増している。彼らのまじめさなら、きっとこれからも良い仕事(良いワイン)を造っていくと思うよ!」、そう語るジャンマルコ、、。普段から本当にあまり人を褒めない彼ですが、そのジャンマルコから太鼓判を貰った形で、遂に自立となったベアトリーチェ。

ようやく10年を越えたコルヴァジャッラの畑は、以前にも増してとてもたくましく成長していました!

そして、2021の収穫ですが、春先の遅霜で白ブドウの畑でかなり大きな被害を受けてしまったと話す彼女。もともと白の樹は少ないので、生産量自体が少なくなってしまうといいます。ただ、年間を通して言えば、全体にやや乾燥しすぎ部分はあったようですが、病気などの被害も少なく、結果的にはとても良い収穫だっと言います。

 

ブドウ畑の下にある菜園、、、あまりいい写真が取れずにすみません、、、。この2年で、元来の目的であった農業もだいぶ多くの種類の野菜を栽培できるようになったといいます。

オリーヴの栽培も始まり、さらにはこんな野菜にも今年はチャレンジしているそうです!

分かりますかね?これはカルチョフィ(アーティチョーク)、ブドウ栽培だけでなく、今は野菜の栽培から地元や知り合いのレストランへの販売までやっているベアトリーチェ。

 

他にも家畜はロバ、羊、アヒル、鶏と多くの種類がいます。アヒルは食べるためではなく卵を取るためだといいます。「これだけたくさんいると、動物たちの世話だけで1日終わってしまうわ、、。ワイン造りより忙しいのよ。」そう笑うベアトリーチェ。

 

自分の食べるものを自分で作る、、、言葉としては素晴らしいことだと思いますし、それを実践するベアトリーチェの哲学に共感します。しかし、それを現実的に行うためには、やはりとてもたくさんの労力と時間をかけなければいけない、、。それを改めて感じさせられました。

でも、心の底から自然を愛し、動物たちを愛し、この不便だけれど充実した暮らしを、心から楽しんでいる彼女。「昔はローマの中心部で暮らして毎日ビジネスで追われていた暮らしには、絶対戻りたくないわ、、。というか、もうローマのチェントロには1日だって泊まれないかも。この土地のきれいな空気と、静けさ、食材の豊かさ、愛おしい動物たちに比べたら、、。」

今の暮らしを思う存分楽しんでいるベアトリーチェ。さらに息子がワイン造りを本格的に手伝ってくれるわけですから、、、。もう万々歳ですよね!

 

カンティーナに移動して、、、、

以前は洞窟の表面がむき出しだったカンティーナ。砂の多いこの辺りの土壌は水はけがよすぎて、雨が降ると洞窟内がシャワーのような状態になっていたのですが、天井を改装して雨漏りしないように、そして天井が崩落しないように梁を作ったそうです。いや、それにしてもきれいに保たれたカンティーナです!

側面は元の壁を残しています。湿った粘土という触感で、手でこすると簡単に崩れてしまうほど弱いので、確かに補強しないと危ないですよね、、、汗。

 

こちらは醸造を行う新しいカンティーナ。なんとこれは!?

通常のテラコッタよりも高い温度で焼成して造られるため、密度が高く酸素透過は少ないといいます。

彼女はアンフォラと呼んでいましたが、これは正式名はなんて言うんでしょう、、?

容器についているロゴ、、察しの良い方なら誰が造っているかわかりますかね(笑)?

 

以前までは、グラスファイバーのタンクでマセレーションや醗酵を行ってきたベアトリーチェ。「グラスファイバーやステンレスタンクは、どうしても呼吸ができない。だからワインの味わいに少し冷たさ、硬さを感じるの。でもこのアンフォラだと、ごくわずかにだけど表面から酸素を透過してくれる。2020年の収穫から使い始めるようになって、ワインに柔らかさを感じるようになったわ。」

 

樽からの試飲、そしてボトルからと、いろいろと試飲させてもらったのですが、、、。スミマセン、全く写真が残っていなかった、、、泣。2020年は収穫にも恵まれていたので、このタンクで醗酵したから、、とは言い切れませんが、ワイン自体が非常に豊かで柔らかく、ちょっと今までのイメージをひっくり返されました!そして、まだ日本ではリリースできていないのですが、、汗。2017のロッソが素晴らしく美味しかった、、。これでもまだ、当時4回目の収穫と思うと、本当に驚かされます。

ぜひ皆さんにも飲んでいただきたいワインです!

 

という事で、ベアトリーチェの家でお昼をごちそうになりました!

 

これらのサラミは、コルヴァジャッラで飼育した豚を使って、地元ののマチェライオ(肉屋さん)に作ってもらったもの、なんでも自家製(笑)!

 

仔牛のストゥファート(煮込み)に添えられたジャガイモ、、、。

このジャガイモが本当にびっくりするくらい美味しかった、、、。コルヴァ ジャッラの畑で作っているイモですが、ローマのレストランでも大人気だといいます。思い出しただけで涎が、、、(笑)。

 

畑も10年目を迎え、当初の目標だった農園も着々と出来上がってきたコルヴァ ジャッラ!始めたばかりの頃は、非常に心配だったベアトリーチェも、今では逞しささえ感じます!年を追うごとに成長を見せる彼女のワイン。これからが非常に楽しみです!!