日々読書。 -59ページ目

日々読書。

アメコミと、スティーブン・キングの小説や映画など、気になったことを書いています。

The Walking Dead コミックス版 #029
感想とあらすじ *ネタバレあり!
ウォーキング・デッド2/ロバート・カークマン
¥3,150
やっと目を覚ましたRick。ですが、そこに自分の右手はありません。
治療はされていますが、そのショックたるやすさまじいものでしょう。
やってきた医者に襲い掛かりますが、鎮静剤を打たれ再び意識を失うRick。

一方、Michonneですが、顔は幾度の暴行で腫上り、パッと見では誰かわからないほどの顔になっていました。RickにしろMichonneにしろ、主要キャラクターがこのような目にあうのはかなりショックです。

狂気の源の知事ですが、町自体はきちんと治め、町民からも慕われている様子。
ですが、自宅に帰るとそこにはゾンビ化した娘がまるでペットのように飼われています。
さらに、自分の部屋には見世物で犠牲になった人々の首を飾ってあり、知事と言う顔がある一方で、やはりどうしようもないほど狂っているのがわかる描写です。

Glennは恐怖に怯えきってしまい、果たしてこの状況にいつまで耐え切れるか非常に心配です。

再び目を覚ますRick。手当てをした医師とその助手ですが、この狂った町の中で数少ない良識のある人物のように見受けられます。
医師との雑談の仲で知事や町について語られます。
かつての知事はそこまで悪い人物ではなかったものの、この町を作り、形成していく中で壊れていったらしく、今では悪意に満ちた事も楽しんで行なうようになってしまったとのこと。
住民は逆らう事もできないが、安全がある以上それを受け入れているのが現状。
ヘリを見つけたばっかりに、とんでもない事に巻き込まれてしまったRick達ですが、悪夢はまだ終わりません。

Rickが口を割らないと判断した知事はせめてアリーナで見世物として使い、Michonneは自殺するまで暴行を続けると言い放ちます。
そして、Rickに衝撃を与える一言が告げられます。
Glennは恐怖に負け、全てを話した。
さらに、Glennをあえて開放し、その後をつける事で、運がよければ刑務所の位置もわかるだろう、と。

#030へ続く

状況はどんどん最悪な方向に進んでいます。
軍隊の武装をもち、性質も凶悪、数も多いとなればどうしようもありません。
どのようにこの現状は打開できるのでしょうか。
ドランのキャデラック (文春文庫)/スティーヴン キング

スティーブンキング積み本消化第12弾 1/7

文春文庫 Nightmares & Dreamscapes ドランのキャデラックより
ドランのキャデラック 評価:B
約350ページ、そのうちドランのキャデラックは約80ページです。

感想を書く前に、Nightmares & Dreamscapesについてちょっと書いておきます。
この作品、原本では24の物語が収録された約800ページの短編集ですが、翻訳化の際4つの本に分冊されました。
ドランのキャデラック、いかしたバンドのいる町で、メイプル・ストリートの家、ブルックリンの八月がそれに当たります。
背表紙にはNightmares & Dreamscapesの文字もありませんし、分冊されているにもかかわらず、
表紙に全何巻とか、番号が明示されておらず、ページをめくらないと確認ができないと言うちょっと不親切な仕様になっています。
短編集なので、順番は関係ありませんが、上に記した順に刊行されています。

100ページを超えるものもあれば、中には20ページしかない短編もあります。
ネタバレを避けたいというのもあって、感想がほんとうに一言になってしまうものあるかと思いますがご容赦ください。

この作品も、恐怖の四季同様にまずは「序」と題して、キングからの一言で始まります。
キングがどういった少年だったのか、自分にとって短編集を発売する事とは等が書かれています。
また、読者に対して自分がどういう思いで小説を書いているのか、そして、読者へのメッセージで終わります。もし、キング作品に興味を持って、スティーブン・キングと言う人物に興味が沸いた方は、是非この作品の「序」を読んでみてください。人となりがわかると思います。

また、あとがきでは、各作品が何故生まれたのか?と言う事についても書かれています。舞台裏が見れるので、本編とはまた違った面白さがあります。

さて、前置きがかなり長くなってしまいましたが、
それでは最初の物語、表題にもなっているドランのキャデラックの感想です。

妻を殺された男。
妻への復讐を果たそうと誓った男が仕掛けた奇想天外な罠とは・・・

短編と言う事もあるのでしょうが、この作品では妻との夫婦生活や、歯車が狂う前の人生、何故妻が殺されたのか、妻が殺された後どうしたのかという大事な点が詳しく描かれていません。
この作品では、いかにして復讐を果たすのか?という点に焦点が絞られています。
ここで、上記の不明瞭な点が詳しく描かれてしまえば、感情移入はしやすくなったかもしれませんが、逆にテンポは悪くなったんじゃないかなと思います。
復讐劇に絞った事で、すぐに計画を実行するところまで進行するので、読んでいていきなりクライマックスに突入した感じを味わえます。
主人公が計画した復讐ですが、きっと読んでいて度肝を抜かれると思います。
はめてさえしまえば、必殺の罠! よく思いついたな~と思います。
あとがきには、いかにしてこの奇抜なアイディアが浮かんだのか、その舞台裏が書かれているので、本編を読んだ後に読むとまた違った楽しさがあるのではないでしょうか。

映画版ドランのキャデラック


このあとがきに書かれているんですが、キングにはデイブ・キングという兄がいます。
18歳で大学を卒業後、そのまま高校の数学教師になり、最年少で都市行政委員に選出された天才らしいです。キング曰く、デイブこそが真の博識家、およそこの世界で知らざる事はなしと言う事です。
この作品は、その兄に「奇抜な罠」の科学的考証を頼み、それを基にして書き上げたものです。
兄は天才、弟は世界的に有名なホラー作家。
すごいですよね。お互い、方面は違っても、天才には変わりが無いのですから。

次は、争いが終わる時です。
The Walking Dead コミックス版 #028
感想とあらすじ *ネタバレあり!
ウォーキング・デッド2/ロバート・カークマン
¥3,150
ヘリに乗っていた人物達はアトランタに20人ほどで住んでいましたが、食料が底を付きたのをきっかけに、
お互いが殺し合いをはじめ、命からがらヘリで脱出したものの、ヘリが壊されていたため墜落したとの事。
知事はここからも学べるように、人々は常に何かに夢中になっていなければならない。
だから、このイベントを開催する。それがこの狂ったイベントの開催意義でした。

さらに、知事はRick達に武器、食料などを要求します。
徒歩で来たからには、ここからそう遠くない場所に住んでいるのだろう?と。
Rick達が喋らないと見るや、包丁を取り出しRickの右手を切り落とします。
暴れまわるMichonneは知事の耳を噛み千切りますが、残念ながら取り押さえられ、Rickは手当てのため病室に、Glennは独房に閉じ込められます。
耳をちぎられた知事は復讐のため、Michonneに自ら暴行を加えようとしますが・・・

#029へ続く

今まで、HershelやShaneのようにネジが外れてしまった人物はいましたが、知事のように
邪悪で、良心の呵責も無く暴力を振るう事ができる人物は今まで登場しませんでした。
Rickは右手を失い、Glennは恐怖におびえ、Michonneは制裁間近・・・
状況は最悪ですが、助けも望めない中、果たしてどうなるのでしょうか。