スティーブンキング積み本消化第21弾 1/6 ネタバレなしの感想になります。
骸骨乗組員より 握手しない男
扶桑社ミステリー 約350ページ そのうち、握手しない男は約30ページです。
評価:★★★☆☆ 3点
もともとはスケルトンクルーという一冊の本でしたが、翻訳の際に3冊に分冊されました。
それぞれ骸骨乗組員、神々のワードプロセッサ、ミルクマンというタイトルで発行されています。
全部で22篇の物語になりますが、そのうち骸骨乗組員には6篇が収録されています。
物語の前に、序文として作者からの言葉が掲載されています。
その中では、神々のワードプロセッサという作品を思いついた経緯や、各関係者への感謝の言葉、そして読者への一言が綴られています。
その中で、もしこの中の一篇でもあなたの気に入るものがあれば、それである日の退屈な昼食時間や、旅の機上で過ごす時間を紛らわす事ができれば、それだけで十分報われた事になる、とありました。
謙虚で読者を大切にしているのが伝わって来るような一言でした。
さて、それでは握手しない男の感想を書いていきます。
とあるクラブで語られる、ある奇妙な男の物語。
頑なに他人と握手するのを拒むその男。
なぜ、その男は異常なまでに他者に触れるのを恐れるのか。
作中では書かれていませんが、恐怖の四季に収録されていた作品、マンハッタンの奇譚クラブが舞台となっています。執事のスティーブンズ、主人公のデイビッドが再び登場します。
そこで語られる、今回の話も奇妙なものでした。
30ページの作品ですが、個人的にはマンハッタンの奇譚クラブよりも面白かったです。
握手を拒否する男が登場するのですが、その異常なまでの反応は読んでいて興味をそそりますし、
その理由は何とも不可思議なものでした。
マンハッタンの奇譚クラブ同様、不思議で、奇妙な雰囲気を楽しめる作品になっています。
魅力的な雰囲気を持つ、マンハッタンの奇譚クラブ。
是非ともまた違う形で読んでみたいな~と思っていたら、本当にもう一つの物語を読むことが出来、嬉しいサプライズでした。
次は、ウェディング・ギグ。
