Wolverine Snikt! 1/5 | 日々読書。

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アメコミと、スティーブン・キングの小説や映画など、気になったことを書いています。

 1/アメコミ読書第4弾
Wolverine Snikt 2003 Marvel 1/5
全五話のミニシリーズで、BLAME!で有名な弐瓶勉さんが書いた作品です。
タイトルのSniktとは、爪が飛び出る際の金属音で、日本語にすると"シャキン"とかそんな感じでしょうか。
日本語版が出ていないにもかかわらず、まんだらけやアマゾンで高値がついている作品です。
Wolverine: Snikt!/Tsutomu Nihei
何故自分がこの場所に連れてこられたのも分からないまま、突然放り投げ出された世界。
そして現れる、今まで見たことも無い敵。ウルヴァリンの新たな戦いが始まる。

感想とあらすじ *ネタバレあり!

全身黒ずくめの衣装で立ち尽くすウルヴァリン。
その眼には大量の敵が写っています。

時間はさかのぼり、アメリカ、ニューヨーク。
突然ウルヴァリンを呼び止める少女Fusa。
仲間が無差別に殺され、私達を救えるのはウルヴァリンだけと話します。

突然の事に何を言っているのか理解できないウルヴァリン。
説明している時間が無い、私の手をとって。
そう言うFusaの手を握った瞬間世界が変化し、目の前にいた少女も女性へと姿が変わってしまいます。
どうやら、ウルヴァリンとFusaの手が触れ合った瞬間に別の空間への転送が行われたようです。
驚きのあまりとっさに手を離してしまったウルヴァリンは、Fusaから吹き飛ばされてしまいます。

ウルヴァリンと離れ、一人転送されたFusa。
その周りは、この世界とは異質の空間でした。
ダクトやパイプが並ぶ、無機質な空間。
そこには、Fusaの仲間と思われる人々も居ます。
転送途中でウルヴァリンとはぐれた事を伝えると、仲間の一人が近くの川から生命反応を探知します。
Yaaと呼ばれた少女は、生体反応を探知する能力を持っているようです。

いきなり違う世界に転送されたウルヴァリン。
その目の前には、荒涼とした大地が広がっています。その広大で、地平線まで荒れ果てた光景を見ると、どうやら今の地球とは異なる場所に転送されてしまった様子。
自分がどこに居るかもわからずさまようウルヴァリンの傍に球形の物体が転がったかと思うと、
回りの物体を吸収し、数メートルはあろうかという巨人を形成します。
巨人はにやりと不気味に笑うと、いきなり攻撃を仕掛けてきます。
突然の腕によるなぎ払いに、よける間もなく直撃を食らい、空中に投げ飛ばされるウルヴァリン。
着地し、巨人を見据えますが、その瞬間姿からは想像もできない敏捷さで跳躍すると、瞬時にウルヴァ

リンの後ろに回りこみます。
先ほどは不意の一撃を受けてしまいましたが、今回は即座に反撃を繰り出し、
アダマンチウムクローの一撃を受けた敵の胴体は、真っ二つに切断されていました。

真っ二つに切断されたにもかかわらず、再び活動を始める巨人に、思わず冗談だろ?そうつぶやくウルヴ
ァリン。

#2へつづく

・・・う~~ん、なんというかBLAME!です(笑
敵は珪素生物そっくりですし、建物も、転移後のFusaやその仲間の姿もBLAME!の雰囲気全開です。
全体的に会話が少ないのもそのままなので、サクサク読めます(笑
ウルヴァリンの作品を読んでいるというよりも、BLAME!番外編を読んでいるという気がしてきます。
下手にマーヴルにあわせて、どっちつかずの微妙な作品を作るより、自分の得意とする世界観で勝負し
たのかなという気がします。
敵をクローで真っ二つに切るシーンはかなりかっこいいですし、弐瓶さん独特の無機質な世界がカラーで
見れるというのは感慨深いものがあります。
第一話を読み終わった時点では、敵の正体、今居る場所などほぼ全てが謎です。
次回以降も楽しみです。