コメディ本格ミステリーかと思いきや、まさかのホラー&ミステリーだったとはw


この映画の感想を一言で表すと
『思ってたのと違うけど、素材の組み合わせ方は面白かった異色ミステリー』

 

屍人荘の殺人 Blu-ray豪華版(2枚組)

 


主人公は大学のミステリーオタク葉村 譲(神木隆之介さん)
大学のホームズと呼ばれる明智 恭介(中村倫也さん)と行動を共にしていることから、ワトソンと呼ばれています。


大学では有名みたいなので、いくつか事件を解決している感じなんですが、このホームズ、どうにもポンコツ感が否めませんw
めっちゃカッコつけてるんですけどねw


案の定、事件を解決するも自分たちがしっかり利用されていた事が分かってしまう苦々しい結末。
その際に知り合った、これまた個性的な有名探偵、剣崎 比留子(浜辺美波さん)
彼女は本格的に警察に協力していたりする『本物』らしいです。


そんな彼女に誘われてミステリー研究会OB会に出向くホームズとワトソン。
その会場が紫甚荘。
OBの七宮 兼光(柄本時生さん)の持ち物で毎年OB会が行われている様子ですが、今年は脅迫状が届き参加者が激減してしまった為、欠員補助に剣崎 比留子が誘われ、彼女が2人を脅迫状の謎を解くために誘ったといった流れ。


昨年、1人のメンバーが行方不明になっている事もあり、不安げなメンバーと横柄でクズ感満載のOB2人。


そんな死人荘の近くでは野外フェスが行われ、多くの人が集まっていました。
そこで携帯を拾ったOB2人は携帯の持ち主を紫甚荘に誘います。


盛り上がるフェスの中、1部スタッフ達が何やら怪しい薬を注射器に装備して出陣。
何事?と思っていたら、なんと!
ソンビが発生!!!!Σ(゚д゚;)エェ


命からがら逃げ帰る面々。
その途中、ミス研メンバーがゾンビに噛まれてしまいます。
葉村くんも明智と共に逃げますが、途中ではぐれてしまい、なんとか自力で紫甚荘に。
各メンバーと共に武器を手に戦う中、はぐれた明智が携帯落とした女子を連れて現れます。
安心したその時、ゾンビの群れに飲み込まれていく明智( •́ㅿ•̀ )
彼の生死が分からないまま、押し寄せるゾンビに対抗しきれず屋敷に立て籠ることになったメンバー達。

しかし!
安全と思われた屋敷の中で次々と仲間が死んでいく事態に!
そしてその傍には謎のメッセージが📝


ゾンビに囲まれた屋敷の中で繰り広げられる極限の謎!

このトリック、あなたは見破れますか?



という事で、ギミックとしてはかなり面白い作りになっています。
正直、犯人と動悸はすぐ分かったんですよね〜
でも、トリックが分からない!!
しかもゾンビって何!?www


わちゃわちゃとゾンビが状況を複雑化させていて、ハラハラさせてくれる+トリックが凄い!
ほんのり恋っぽいテイストも加えられていて、全体的にキャラ立ちしたコミカルさも見やすいです。


ただ、ちょっと中途半端な感じは否めません。
テレビで人気のあるコミカルミステリーといば『TRICK』が思い浮かぶんですが、あそこまでテンポも良くなく、笑いもあるんですが、ちょっと微妙w


キャラも個性的ではありますが、西尾維新先生の『忘却探偵シリーズ』ほど魅力的でもない。
でもって、最初に言いましたが、犯人と動悸はすぐ分かっちゃうんですよね〜


TRICKや忘却探偵シリーズには遠く及ばず、ミステリーとしても弱い。


でもですね、ミステリー×ゾンビを融合させた発想と、それに伴う殺人トリックは奇想天外で面白かったです!


こんな方法よく思いついたな〜と残り時間を確認する事無く、飽きずに最後まで楽しめましたよ〜♪

解き明かされていない謎も残っているので、次回作もあるかもしれませんね!
その時は勿論見ますよ〜
次はどんなギミックで楽しませてくれるのか、それだけでワクワクしますね♪


今回、私は映画のみ鑑賞しましたが、小説版だとまた違った印象を持てる様な気がしています。
というか
小説で読んだ方がこの作品は面白いんじゃないかな?
という漠然とした予感があるんですよ、なんとなく(*´﹀`*)


映像と文字だとキャラの印象ってかなり変わりますしね(öᴗ<๑)
役者さんが悪いとかそういう訳じゃなく、映像が想像にまだ追いつけない、映像の限界?というか表現の限界??

文字の列が内包する作者の軽快なリズムと世界、その作品独特の匂いをどう映像で表現するか。

そこにかかっていると思うんですよね〜。


小説をそのまま映像化したら、その半分以上がモノローグになるわけじゃないですか。
読み手の意識はキャラクターと同期していて、彼らの見たものやその思考を『文字』を通して共有している。
第三者視点の小説も同じで、語り手が見ている世界を共有しています。
ところが、映像になると視点はあえて『自分』私たち本人になります。
主人公でさえ、その内側ではなく、外側から見る事になる訳です。
この違いって大きいと思いませんか??


この違いを乗り越えられずに失敗した典型的な作品が洋画『聖杯たちの騎士』じゃないかなと個人的には思っています。
私の大好きなケイト・ブランシェットさんが出てるのでとりあえず見ましたが、いやぁほんと大変でしたwww
小説と脚本は違うと思うの、ほんとにw


基本的に小説を客観的に少し俯瞰で見せていくってだけでも全然作品の感触って変わるので、文字と映画の表現の違いを上手く乗り越える必要がどうしてもあると思うんですよね。
そう考えると小説の文字トリックを巧みに使った作品を映像化した洋画『プリディスティネーション』は、ほんとに素晴らしい作品だなと改めて思います。
っと、ちょっと脱線しちゃいましたね(*・艸・)


邦画『死人荘の殺人』
最後まで楽しく見れる異色ミステリー。

そこまでグロくも怖くも露骨な表現もないので、御家族での鑑賞もOKかと思います(•᎑•)


このトリックを種明かしを見ずに解けた人を私は尊敬しますよ!✨